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思い出

予防接種での注射針の使いまわしによるB型肝炎感染について

政府への補償請求の弁護士事務所の

テレビやラジオでのCMを耳にすると

「自分も危なかったなぁ・・・」と思っています。

全員、体育館に並ばされ、

自分の学校では、接種リストとか作成せず

「まだ、注射していない人~?」

みたいな感じで、超雑な対応で

お医者さんが注射していました。

 

遠い昔の注射の痛さへの恐怖よりも覚えているのが

自分の前の友だちの光景です。

針が皮下に入り、

少しだけ血が注射器の透明な部分に逆流した後、

注射器本体はそのままで針だけ差し替えて

次は自分の順番だったのですが

「血が混ざるじゃん・・・・」

子供ながらの危機感で全力疾走で逃げました。

当時、覚えた知識で

血液型によっては混ぜてはいけない組み合わせがある事と

目の前で行われている予防接種との不合理について

激しい違和感と恐怖がありました。

予防接種が終わるまで隠れ続け、

「まだ注射していない人~?」の先生の声にも沈黙し

「接種をしない」をそっと決行しました。

名簿とか付けていないのですから、

隠れていれば大丈夫だったのです。

たぶん、幼少の頃に予防接種はあったかも知れませんが、

その時以来、まったく受けていませんでした。

それで、インフルエンザに感染、発熱などすると

両親は、

「予防接種しているのに変だねぇ・・・」と話していましたが

自分が未接種である事を大人になってもずっと黙っていました。

 

最近、ラジオのCMを聴く度に、

自らの危機回避行動について自画自賛です。

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