速度の測定方法では、
レーダー派の特性を利用するタイプが一般的です。
電波は移動する物体に当たると
周波数が速度に影響されて変化する特性があります。
ドップラー効果というこの現象を利用し
戻って来た電波の周波数で速度を計算する方法です。
電波は遠い先まで届きますが、
そこまで測定範囲を広げると対象車両が複数になり
限定が難しくなるため
意図的に受信感度を下げて特定を行うのですが、
そのため、電波は届くが測定されない領域が発生します。
これを受信するのがレーダー探知機です。
しかし、後に「狙い撃ち」という測定方法が登場します。
速そうな車が近づくまで電源を切っておく手法です。
当時、探知機装着車が次々と検挙されたのを覚えていますが、
後に「違法」として法的に禁止された姿を消しました。
理由は「使用前検査」が無いからです。
測定を開始する前に機材が正常に動くことを確認する検査義務があり、
電源を切ってしまうと都度必要な再テストが無い使用方法で、
これを省いた計測は、法的にNGになったのです。
そこで、電源を入れて、電波は発射されているけれど、
本体前に金属でカバーを施し電波を出さない方法が登場します。
スティルスと呼ばれています。
直前で電波を照射するため、
測定場所と取り締まり場所が離れた2点式になります。
2点式の場合、車両情報を離れた場所に伝える必要があるため
有線か無線で連絡が行われます。
この無線を傍受する機能もレーダー探知機に装備されている機種は多く
通常の警察無線ではないためデジタル暗号化されていませんので
車両情報等を伝える音声が聞こえた場合、
近くで取り締まりを行っている可能性が高いことになります。
しかし、有線では、まったく役に立たない機能です。
また、スティルス方式では、
近づくにつれて電波が強くなる通常方式とは違い
急激に強い電波が届くため、
レーダー探知機によってはこの入力の波形の違いを認識し
「スティルスです!」と警告音を発するタイプもあります。
光電管式は、赤外線を発射し、道路のセンター側の反射板で戻す
マラソンや駅伝のゴールのテープのような状態を
数メートル離れた箇所に二つ作り
その間の平均速度を測定する方法です。
電波は使わないのでレーダー探知機は無力ですが
これも2点式の取り締まり方法で、
無線受信で情報が得らえる可能性があります。
そして、可搬式速度取締機ですが
測定にレーザーを使用しています。
なんと「光」です!
波長は違いますが、光も電波も波で
当然、同じようにドップラー効果が発生します。
光ですので、電波を受信するレーダー探知機は無力ですが、
このレーザーに対しても受信能力を有した探知機が登場し
当然、従来の電波や2点式での無線の受信機
GPSによる固定式のオービスの位置情報や
地元の人なら知っている系の取り締まり頻度の高い場所の情報
以上を含めた機種が最近の主流になっています。
メーカーでの性能の違い等については
所見が入ってしまうため
ここでは書き難く・・・・
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