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両親の思い出

この時期になると水仙がきれいな花を咲かせます。

ここ以外の場所にも同じように咲くのですが、

父が生前に植えたようです。

(ここだけは、植えているのを目撃しました)

 

とても穏やかな父でしたが、

晩年は認知症の兆候もあり、

「人は誰でも年を取るんだなぁ・・・」と実感しました。

死後、一度だけ父の夢を見ました。

一度しか見ていないので「想い」が小さいのか・・と思いましたが

それを、当時、元気でがんばっていた母に話すと

「自分には一度も現れていない!」と怒っていました。

しかし、

故人が本当に心配させたくない相手には夢にも出ない・・・は、

テレビのドラマで得た知識ですが、

実際、そうなのかも知れません。

 

夢の中で父と会ったのは、公園のような場所で

夕暮れ時なのに、不思議に明るく、

そこで、何か会話した後、

気がつくと、

父は公園の外の商店街の店主さんらしき人と

頭を下げながら笑顔で話していました。

自分も行こうとしたのですが

気がつけば父はいなくなって

探しても見つからず、

奇妙な感じでした。

夢ですから。 (笑)

 

後に母もガンで他界し、

永遠に生きる人はいないと改めて実感しました。

 

第二次世界大戦をリアルに経験した父母は、

当時、食べることに苦労したそうです。

安全が最重要の時代を生きた経験からでしょうか、

自分が幼稚園、小学生の頃から、

ずっと言われ続けてきた言葉があります。

母からは、

「どんなことでも長く真面目に続けるのが大事」

父からは、

「大学で学ぶことは社会ではあまり役にたたない。

働き始めてからの経験の積み重ねが大事」

何度も何度も、

幼い頃からずっと言われ続けると

それが自分の常識になってしまうもので、

父母の言葉を自分流に総括した結果、

まず、大学を卒業し、

仕事を選ばず真面目に続ければ大丈夫!

そのように確信するようになりました。

たぶん・・・

自分の解釈の方法に問題があったとは思いますが、

「選択よりも継続が重要」が根底にあり、

大学を卒業する直前まで希望の仕事の選択ができませんでした。 (笑)

入社できさえすれば、後は継続こそが大事です。

しかし、20代後半の頃、

「ちょっと違うかも・・・」と思うようになりました。

仕事の選択はとても大事で、

その選択の能力のためにに長く深く学ぶのだと・・・・

やっとそこにたどり着きました・・・。

遅いです・・・。

 

すばらしい両親でしたが、

やはり戦争による過酷な経験はあまりに強烈で

人の意識を抑えてしまうものだと思いました。

プーチンに教えてあげたい!

平和は大事。

しっかりした平和という基礎の上にいろいろなアイテムが

安定して並ぶものですが、

しかし・・・・、

平和だけで満足してしまうと発展の速度は遅くなるのも確かで

でも、損なわれると平和の大事さを痛感するのは間違いなく

実に難しいと思います。

 

今朝、

地下水を吸い上げるポンプが故障しました。

突然の断水です。

お風呂も、洗い物も、トイレもNG、

水は大事、本当に大事だと思いました。

水さえあれば・・・とその時は痛感したはずが、

修復した今、

水に対する感謝の気持ちは・・・、

朝より薄れています・・・。

 

実に難しいと思います・・・。

 

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