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電気料金2

電気料金には

大きな工場や商業施設などの

たくさん電力を使用する高圧契約と

自分のような小さい低圧契約があります。

高圧契約は内容が複雑で

方法によって電気料金が大きく違うようですが、

低圧契約はそれに比べるとシンプルです。

しかし、注意すべきはメインブレーカーの容量です。

小規模で200Vを使っている店舗や工場など

この数値の確認は重要です。

リフト、コンプレッサー、ホイルチェンジャー、ホイルバランサー、

溶接機、エアコンなどが使用機器ですが、

例えば、それぞれが20Aの使用電流だった場合、

20Aの5つのブレーカーが並び、

メインのブレーカーには

20A×5=100Aが一般的ですが、

リフトとコンプレッサーと溶接機が

同時に稼働する可能性はほぼゼロであることと

ブレーカーは異常が発生した場合の上限の数値設定で、

実際にはその半分くらいの電流が通常ですから

総合で100Aのメインブレーカーの容量は多すぎます。

そして、電気料金の基本は

このメインブレーカーの数値がベースになります。

電力会社は

すべての利用者が上限の電気を使用した際に備えて

発電等の設備を準備することを理由に

ブレーカーの容量が大きいほど基本料金は高くなります。

地震等の不測の事態とは思えない最近、

電気の供給が間に合わないので節電・・・・等の話を聞くと

フルで使用の設備費用を回収しているはずなのに

なぜ足りなくなるのだろう?

と・・・不思議に思います。

 

ブレーカーの話ですが、

通常、工場などを建設する際

すべてのブレーカーの容量を合計、

どれくらいが同時使用されるかを予想、

その数値に余裕を加算した容量のブレーカーの選択が

一般的ですが、先の事情で

その余裕分が電気料金に反映します。

これは、つまり、

使っていなくても請求される電気料金で、

そこで、電力会社がおそらく嫌うであろう契約方法

「ブレーカー契約」を考える必要があります。

実はこのブレーカー契約、

意図的に知らされていないような感じもします。

 

リオのピット内にあるブレーカー

リフト、エアコン、コンプレッサーなど

それぞれにブレーカーが接続されています。

右上から

20A、20A、20A、30A

左下

50A、30A

合計は、170Aですが、

これらがすべてショート寸前で同時稼働するタイミングは

基本的には無いはずです。

そこで、同時に作動する可能性のある機器の

通常使用での電流量を合算し

↑赤い〇のブレーカーの容量を最小と推測した数値を選択

 

メインブレーカーです。 ↑

30A。

電気工事等の知識は疎いのですが

通常はこの倍かそれ以上、

旧店舗では、たぶん80Aが使われていました。

旧店舗でも、それを30Aに変更したところ

電気料金が月額で3万円くらい安くなった記憶があります。

 

このメインのブレーカーの電流量を非常識に下げ過ぎると

夏場、エアコンがフル稼働した際に

バーーーン!と落ちる可能性があります。

ギリギリが大事です。

 

余談ですが、

この数値を小さく設定し

ブレーカーが落ちたら自動的に復帰する

電子ブレーカーなる製品があります。

知人で、

飛び込みの営業マンに勧められて設置した人がいるのですが、

契約内容が、

これまでの電気料金の予想値から

ブレーカー設置後の電気料金を減算し

その金額の2/3を5年間支払う・・・・

そのような内容だったと聞いています。

機材費用も設置費用も不要で電気料金が安くなる・・・・と

何だか良さそうな話ですが、

考えていると

安くなったとする金額は予想値で

契約側が数値を正確な算定しているかどうか不明であり、

良く分からない会社と5年間もつきあうのも不安で、

その機械が壊れた際のフォローや

製品の耐久性、精度など、

たくさんの問題やリスクを含んだ案件と思いました。

そして、その機械は一年以内に故障したらしく・・・・・

普通にブレーカー契約を有資格者にお願いするのが一番と思います。

 

自分と似たような環境の方、

ブレーカーの数値を確認しましょう!

 

 

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