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燃費3

空気に対して燃料の割合を薄くすると

燃費が伸びそうな気がしますが、

実はそうではないケースがあります。

「マフラーから黒煙」が出るような状態では、

余分な燃料が燃焼温度を下げてしまい

パワーも燃費も悪化しますが、

必要以上に薄くしてしまうと

高回転ではエンジンにダメージを与える可能性があるものの

中低速では・・・・?

と、いろいろ考えてテストした時期がありました。

3000RPM以下では、

燃焼温度が低く、ピストンスピードも遅いため、

温度が理由でエンジンがダメージを受ける可能性は低く、

薄く薄くでのテストを行ったことがあります。

そして、限度を超えると、当然ですがトルク感が大幅に落ち・・・

表現の難しい臭いが発生しました・・・・。

エンジンは、ガソリンが燃焼したエネルギーで動くため

燃料が不足すればトルクが下がるのは当然で、

そして、臭いの原因は窒素酸化物と考えられます。

大気中の約80%は窒素で、

それが酸素と結合して発生する有毒な化合物で

「臭う」のは、触媒が対応できないほど数値が上がっている

非常によろしくない状態を意味しています。

燃費は、ガソリン1リッターで走行できる距離ですので、

薄く調整しても距離が伸びなければ数値は下がり

非常識な領域では、排ガスまで有毒化する

とても悪い状態を作り出してしまうことになります。

 

RB26DETTにR35エアフロを流用した場合、

センサーの精度とレスポンスが上がり、

特に中低速のマップでは

数値の変更で大きな性能向上が体感できますが、

それでも、

どんなに数値で調整を試みても燃費が伸びない事例が数件

発生してしまいました。

 

(続きます)

 

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