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一酸化炭素中毒

2022年12月22日、

雪がすごいです。

明日の23日は積もるらしい・・・

天気予報では、つい先ほどの午後7時前、

警報が出ました。

実は古いスタッドレスタイヤ装着の軽トラックで帰宅していたので

明日、激しい積雪があった場合、

店舗に到着できない事態を考えて自宅より旅立ち、

今、ちょうど到着しました。

すでに途中の道路の一部では雪が積もっていました。

 

旧店舗ではスタッドレスタイヤの販売数が多かったのですが

移転してからは、

エンジンやサスペンション関係の仕事が9割超えで、

勝手なものですが、

雪は降って欲しくない・・・と思ったりしています。

本当に勝手で、すみません・・・・。

この自動車部品販売の業界では、

12月の降雪の程度で

スタッドレスタイヤの販売数が大幅に違うため、

不謹慎でも、多くの、特にタイヤをメインで扱うショップ系では、

早めの降雪を願っている実情があります。

 

ですが、ニュースでは、

停電での被害や

自動車内での一酸化炭素中毒での死傷の事例など

雪による被害の報道が流れ

やはり、早く収まるよう願うばかりです。

 

車内での一酸化炭素中毒について報道されていますが、

マフラー出口が雪でふさがれ・・・・・

テレビでは、そのような説明には疑問があります。

マフラー出口が雪でふさがれた場合は、

排気ができなくなり基本的にはエンジンが止まり

これが理由での一酸化炭素中毒になる可能性は少ないのではないでしょうか?

エンジン停止直前でのエアクリーナー付近での一酸化炭素の増加はありますが、

より大きな原因として考えられるのは、

車輛周辺が雪で囲まれた状態になり、

マフラーから排出された一酸化炭素が密閉された空間内で蓄積し

エアコンの外気導入部や、車両ボディの隙間から室内に侵入し

室内に蓄積する可能性です。

参考まで、一酸化炭素と大気の重量比較では、

高校の化学の授業を思い出して考えると

大気が酸素2割、窒素8割で考えた場合

窒素の分子量=28(14.0067×2)

酸素の分子量=32(15.9994×2)

28×0.8+32×0.2=28.8に対して

一酸化炭素はCOで、

炭素の分子量+酸素の分子量=12+16=28で

一酸化炭素は微妙に軽いのですが、

この程度では顕著に軽い

水素[分子量=2(1.00794×2)]のような

風船に入れると飛んで行くほどの重量差ではなく

マフラーからの一酸化炭素は低い位置に貯まりやすい状態にあり

対策としては、

ボディの隙間の状態にもよりますが

エアコンを内気循環に設定した後、

暖房の効率が落ちても、少しだけでも窓を開けておくと

一酸化炭素中毒のリスクは下がる可能性があると思われます。

しかし、窓より上まで積雪がある場合は

逆にそこから侵入する経路もあり、ケースバイケースではありますが・・・。

 

一酸化炭素中毒で死亡リスクが発生する理由は、

血液中の酸素を運ぶ赤血球の中のヘモグロビンが

酸素よりも一酸化炭素の方が数百倍も結合力が高く、

結合した赤血球は運んだ酸素を細胞で分離できなくなり、

呼吸はできるけど窒息と似た状態になることで、

継続すると最悪では死亡に至ることもあるようです。

 

可能な限り、家でおとなしくテレビやネットを観ているのが正解です。

ですが・・・・

年末までに完了したい作業があり、

その中には慣らし運転が必要な内容もあり

凍結が続けばアウトです。

運転のリスクもありますが、

大事な車を凍結防止剤の中で走行させるのに多大な抵抗があります。

お願い・・・

雪、止まって!

まさに、天への祈り状態です。

 

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