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想定外について

日々、報道されているジャニーズの性的被害、

事実であるとするなら

故人であっても姓の後の「氏」は不要かも知れません。

しかし、裁判で罪が確定するまでは法的には犯罪者では無く、

拘置所にあっても冤罪である可能性もあるため

100%の罪人扱いをしないのが世の中の通例です。

しかし、今回のケースは、間違いないのは間違いないみたいです。

 

株式等の投資の世界では「織り込み済み」という言葉があります。

すでに市場に出てしまった情報や

安易に予想できる情報などが改めて発表されても、

株価に反映しない時

「すでに織り込み済み」と表現されますが、

今回のジャニーズ関連の記者会見での対応は

多くが、織り込み済みだったように思います。

 

日銀の前総裁は、想定外の動きを行うため

市場が動く事が多かったように思いますが

経済界では「黒田バズーカ」と呼ばれていました。

 

ジャニーズがビルの看板を取り外す映像を見ましたが、

もし、最初の記者会見で「ジャニーズの名前は止めます」と発表し

その翌日に看板の取り外しを行っていたら

世間は驚き、イメージも大きく変わっていたかも知れません。

 

想定外で自分の記憶に強く残っているのは

コメディアンの萩本欽一さんです。

彼の創設した社会人野球チームの当時メンバーだった

某お笑い芸人さんが未成年とよろしく行為があり、

それが野球の遠征日程での夜だったため、

「そんな事のための遠征か?」みたいな話題に広がり、

メディアで詳細が暴露され、世間の非難が集まり始めた頃、

初期段階で、萩本欽一さんは

「チームを解散します。野球なんてしちゃいけない!」と即座に発表しました。

慌てたのは、周囲や世間で、

「そこまでしなくても良いのでは・・・?」と存続を望む声も多く、

結果、存続に至りました。

スタートから存続できるようにがんばっていたら、

非難が集まり、そのような状況で野球をするのか!と炎上し

結果、追い込まれて解散に至った経路もあったはずですが、

決断の潔さと速度で事態を逆手に取った感じがありました。

 

想定内、織り込み済みでは、驚きは小さい・・・というお話でした。

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