中学生の修学旅行での東京の記憶は曖昧で
しかし、はっきりと覚えているのは
「夜はクーラーが切れるから、暑くなる前に寝る事」という
宿泊先での先生からの指導でした。
しかし、修学旅行の夜に早寝などできるわけがなく、
やがてクーラーからの涼しい風は途絶え、
高温と高湿度の夜の記憶は鮮明です。
この意識を失って暑さに対抗する手段について、
最近のニュースでの
深夜の脱水症状についての報道見て、
当時を思い出しながら
あれはたぶん間違っていたんだろうなぁ・・と思っています。
夜、動かずに寝ていても脱水症状で危ない・・・
これは、しかし、近年の異常な気温が前提で
当時は今よりは涼しく
記憶を失って暑さをしのぐ方法は、
間違っていなかったのかも知れません。
小学生の頃は
定期的にすべての学年が参加の山登りがありましたが、
「水筒だけ」で水の量が制限されていました。
アメリカの特殊部隊の訓練にありそうなオーダーですが、
汗かきな自分には、
これは本当に辛かったです。
水を隠し持ったり、途中で何らかの別手段で補水は禁止です。
そこで先生から渇きに耐えるためのアドバイスがありました。
1.氷砂糖を口に入れて唾液を出す。
氷砂糖は梅酒を作る時などに使いますが、
基本的には、グラニュー糖です。
グラニュー糖を水で溶かし煮詰め
冷えてできたのが氷砂糖です。
水分補給ではなく、
唾液で喉の渇きを癒す手法です。
2.梅干を口に入れて唾液を出す。
酸っぱい梅干しで唾液を促し
喉の渇きを癒す手法です。
後にこの渇き対策について考えた時、
戦場で生き残るための手法を兵士に語る上官の
SNAKEMAN SHOW 「急いで口で吸え」を思い出しました。
今よりは低い気温が
不健康で理不尽な奇策で怪我人を出さなかった可能性は高いです。
ところで「対策2」の「梅干」ですが
梅干による塩分摂取が増えれば
通常はそれに見合った水分摂取が必要になりますが
梅干を勧めて水を制限する組み合わせは
脱水症状へのリスクアップにもなりがちです。
喉が渇いた時に海水を飲んだらNGと同じです。
昔の小学生には危険が多かったのかも知れません。
最近、昔々の記憶が思い出されるのですが
暑いから・・・・?