オリジナルのFPCMを「マイコン制御」で行うにあたり、
頼りの「いつもの人」からは、
「絶対、相談したい人がいます!」
イチオシのスーパーサイヤ人のような人が
どうやら存在するらしい。
ドリフトが得意だった若かりし頃、
高額で購入できなかったスカイラインGTR、
「憧れだった車に関われるのが楽しい!」
今は某大手で電子回路の設計などに携わる
最高の適材適所のエンジニア、
初対面から、
会話をするだけでこちらの知識が勝手に上がる錯覚、
人生とは、出会いによって作られていると思いました。
そして、しばらく後
完成したテスト用の試作モデルです。↓
中央のモニターにはエンジン動作時、
制御のデューティー値などが表示されるようになっています。
R’sミーティングで動作を目視できるよう展示予定だったのですが
展示車両のエンジン始動禁止で、
ただ、トランクに置いただけ状態でした。 泣
ですが、このテスト機の登場で
燃料ポンプの制御の数値変化で
実際の始動性や中間領域での走行性能にも
体感レベルで違いが出る事が分かりました。
そこで、オリジナルのFPCMでは
それらの数値も加えて開発する流れになりましたが、
こうなってくるとマイコン制御は数値変更が安易です。
従来の方法では必要な、
半導体チップや抵抗、コンデンサーの入れ替えなどが省略できます。
最初に、燃料ポンプの制御値について
1.アイドリング時を含め燃料ポンプの低い回転数での純正のデューティ値の見直し
2.中回転域でのデューティー値の見直し
3.高回転域でのデューティー値の見直し
テスト機のデューティー値の変更機能を使い、
エンジンの始動性能や、中速域、高速域での空燃比の安定とトルク
得やすい数値の走行テストを繰り返しました。
テスト機の基板右上の拡大画像です。
燃料ポンプの作動制御プログラムを簡単に変更できる
スイッチ機能は、
いろいろな走行テストが短期間で行えた理由です。
(続きます)