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ブースト圧

ブースト圧について多いご質問です。

 

HKS製ブーストコントローラー

「EVC7」と「EVC-S」による

ブースト圧の設定が同じであれば、

出力も同じではないか?

それなら、安いEVC-Sの方がコスパが高いのでは?

 

このご質問は、ブースト圧についてのシステムを

良く理解されていると思います。

参考までHKS製ブーストコントローラーEVCの価格は、

EVC7は、¥75,000(税別)

EVC-Sは、 ¥49,800(税別)

この差は大きいです。

 

「NA」と呼ばれる自然吸気システムのエンジンでは、

シリンダー内のピストンの上下による容量分の空気を吸い込むのに対し、

ターボチャージャーなどの過給機のあるエンジンでは、

NAエンジンでの自然吸気量に加えて

過給機によりたくさんの空気を押し込むため、

圧縮は上がり、燃焼室内の酸素量も増える事から

大きな出力を得る事が可能になります。

ブーストコントローラーは

純正での目標の最大過給圧を変更し、

より高い圧力の空気をエンジンへ送る調整を行っています。

ブースト計を装着する際には、

通常、インテークマニホールドやサージタンクから

ジョイント等を介してホースを接続し、

得られた空気圧でメーターを作動させますが

実はブースト計に表示された数値は、

エンジンの燃焼室に押し込まれた空気量では無く、

インテークの圧力を表示しているだけなのです。

 

この文章、実に意味が分かりにくいです。

自分も初めてこの理屈を説明された際、

理解するのにしばらく苦しみました。

例えて表現しますと、

(この例え方が正しいとはさらに断言できないのですが・・・・)

水道の蛇口につながったゴムホース内の圧力と

ホース先端から出る水量、

ダムの水位とダムの放水量の関係に似て、

エンジン入口のインテークマニホールド圧が高くても

エンジンに取り込まれる空気量は異なるという理屈です。

インテーク圧に吸気の絶対量が比例しない理由の一つに、

エキゾーストマニホールド(タービン側)の内圧による抵抗があります。

最大ブースト圧の制御は、タービンの回転数の制御と同じで

具体的には、排気バイパスと呼ばれるタービンを通らない

別コースへの通気量の調整で行われます。

タービンの羽根を回転させる排気ガス量の調整部分にはバルブが装着され

目標の過給圧に到達する少し前から通路は開かれタービンの回転数を制御しますが、

重要なのは、この「制御の滑らかさ」です。

ブーストコントローラーは

空気の通路を意図的に妨げたり、外に逃がしたりしていますが

その操作が滑らかでない場合、

排気バイパスのゲート部分の動きもバタつき

排気を押し戻し、エキゾーストマニホールド内で逆流現象を起こし

エンジンからの排気を妨げる状態は吸気を妨げ

この時、マニホールド圧は上がりブースト計は高い数値を示し

エンジンに入る空気量とマニホールド圧が比例しない状態は

常時発生している事になります。

余談ですが、

ウエストゲートと呼ばれるブースト調整のためにエキマニに装着される部品は、

エキマニから少し離れた箇所に装着される構造が多いのですが、

調整時に発生する逆流の影響を避けるのがその理由です。

 

そのような理由で

EVC7とEVC-Sでは、

空気の機械的な制御方法とプログラムの違いから、

特にハーフアクセル時の吸気と排気が不安定に動く際

大きな性能差が出る事になります。

EVC7にその優位性は分かりやすくは記載されていない理由は

自社製品のEVC-Sを落とすのも理不尽で・・・・

と、個人的には思っています。

では、廉価版を生産する理由は、

これらの分かりにくい事情を知らない人は多く、

他社製の廉価版のブーストコントローラーが売れる事へ

経営的な対策・・・・は、

また個人的に思っているだけですが・・・・。

 

サイゼリヤ

先日の定休日、

久々に家族と外食しました。

次男の希望で「サイゼリヤ」です。

 

以前にテレビで聞いた有吉名言を思い出しました。

「下積みの頃、サイゼリヤのワインにお世話になった!」

マツコも激しく同意していたサイゼリヤのワイン。

興味深く、魅力的です。

帰りの運転は妻にお願いし、

サイゼリヤに到着する前から心は「ワイン」でしたが

店舗で驚いたのは、

「ワイン白デカンタ大/500ml」⇒¥400 (税別)

メニューを三度見くらいしました。

 

そのメニューですが、

それぞれに番号が記載され

その番号を各自のスマホを使ってオーダーします。

テーブルにはQRコードがあり、

そこから自動的にオーダー用の画面が登場します。

スシローのようなタブレットの装着は無く、

スマホが無理なお客さんの場合は、

ボタンで店員さんを呼び出すシステムになっていますが

様子を見ていると、それをしている人は皆無でした。

スタッフさんは、60名くらいの客数に対して2名、

接客が無ければトラブル回避や、

オーダーも個々で行うのですからミスの回避にもなり、

メニューの内容は比較的絞られていて

これは、オーダーから調理の時短を目指している気がしました。

グラス関係はすべて樹脂製、

倒して割ったりする可能性も低く、

省力化をスムーズさを徹底しているように思いました。

 

美味しかったです!

ワインも500mlで¥400(税別)とは思えない・・・

というか、元よりワインの味とか分からない人なので

食事もすべてナイスでした!

価格が安い事もあると思いますが、

平日の午後7時頃で店内はほぼ満席で

個人的には、

オーダーの際に都度店員さんにお願いして頼む心苦しさが無く、

超快適でした。

 

何かと値上げが多い時代ですが、

一部のスーパーでは、

¥100を軽く超えたハズの一部のお茶が¥80くらいで

どこもがんばっているんだなぁ・・・と常々思いますが、

それが原因で給与が上がらず業務が過酷になり、

辞める人が増える流れも

ニュースでは耳にする機会が増えているような気がします。

某食品会社では、新入社員の9割が内定辞退したとか、

終始雇用は、高条件の会社以外では、過去の言葉なんだなぁ・・と

サイゼリヤのワインを飲みながら思いました。

 

紅麹

車輛の引き取りで東京へ旅立っていました。

エンジン不調車両の検査と修理が搬送の理由で

東京海上火災のロードサービスが適用され

広島→東京では、通常は上限額を超えますが、

その他の所用も兼ねて、

オーナーさんへの負担ゼロでご対応できました。

驚いたのは、オーナーさんが加入している保険会社、

東京海上日動火災保険の対応です。

本来、保険会社は規約の上限額以上の支払いの義務は無く、

それを超えた金額については、

保険加入者と搬送側での相談に任されますが

保険外の請求額について

つまり保険加入者さんへの直接の負担額の問い合わせが複数回あり、

気遣いがすごく感じられました。

「関東方面に別件もありましたので上限額でご請求します」

そのように回答すると、激しく感謝されましたが、

手厚いフォローに、こちらが感動です。

ケースにもよると思いますが、

これまでネット系の格安保険では、

規約に成約が多く、

「あれもダメ」「これは別条件」など

扱いづらい思い出が多く、

「東京海上は違うなぁ・・・」と実感しました。

車輛価値が高く、年式から故障のリスクもあるGTR関係については

ネット系や共済系ではなく、

東京海上や損保ジャパン、AIGが安心は大きいなぁ・・・と、

あ・・・、これ個人的意見と感想ですので・・・。

 

おかげ様で富士山も見れました。

 

移動中の積載車では

ニュースを流している事が多いのですが、

聞こえてくるのは「紅麹」ばかりでした。

悪玉コレステロールを減らす効果があるそうですが、

実は約2年前の3分間の脳梗塞で入院した際、

病院では再三の血液検査が実施され

血中のコレステロール値が高い!と注意されました。

体重を落とす事と食事内容の改善が主でしたが

このコレステロール値

簡単には落ちない事が分かりました。

後の血液検査後、

お医者さんからは「落ちないよね、コレステロール値って」と言われ

そのための薬が処方されました。

そして、服用から1週間後の検査では見事に下がっていました。

「実は私も飲んでいるのですよ。」 (笑)

「体重とコレステロール値を下げるのって難しいよね。」 (笑)

すごい薬があるものです。

と・・・・言うか、

コレステロール値で悩んでいる多くの人たちは

病院で相談されているのでしょうか?

「効果が不明瞭なサプリよりも薬」の気がするのですが・・・。

こんな時こそ

普段から理不尽とも思えるほど

ネット口座へのハッキングかと思うほど

巨額な支払いを強いられる健康保険税の有効利用のチャンスです。

 

東京からの帰路

早朝に駿河湾のパーキングの「さかい庵」で

何を食べようかと考えて

ふと・・・

「パーキング」と言えば「カレーうどん」

チェンソーマンのシーンを思い出し、

「カレーうどん」と「かき揚げ」を合体させました。

カレーと天ぷらの相性は最高です!

味も接客もすばらしい!

「美味」は「悪玉コレステロール」を忘却の彼方に

追いやってしまいます・・・・。

 

 

知らない番号からの着信

知らない番号からの着信は日常的に多く、

GTR関係のお問い合わせなどで、

初めてのお客様との会話が長時間弾む事も多いです。

しかし、こちらが名乗っても数秒返答が無く、

先方の受話器の向こう側のざわつき音は聞こえる事から、

無言でこちらの返答を聞いているのが分かる状態のまま

数秒後に相手側が話し始める内容の多くは

勧誘です。

 

失礼だなぁ・・・と思ったものの、

しばらく間を置く理由が気になりました。

会話のペースを有利にするためなのか、

単なるクセなのか、

いろいろ考えて思い至ったのは、

勧誘電話の仕事に疲れ、

相手の声を聞いてから、

心構えと言葉選びの準備を行った後に

会話のスタートへの決心のための「間」かも知れません。

 

以前、

ある商品をネットでポチッとした際、

届いた商品に同梱されていた書類には

連続的な購入の契約であり、

翌月からの数倍の支払いの義務について書かれていました。

「あなたは同意にクリックした」と記載され

ヤラレマシタ・・・・、と思いました。

確かに、全文読まずに手続きしたのは自分ですが、

確信犯的な合法手続きだなぁ・・・とほぼあきらめ状態です。

一応、そこに書かれた電話番号に連絡すると

応対に出た女性はマニュアルを読むような対応で

たぶん、同様の内容の会話の連続なのでしょう。

「こう言われたら、こう答える」

応酬話法の一連の文章があるはずですが、

「こう言われたら、こう言え!後は自分で何とかしろ!」と

高圧的な上司に指示されているのかも知れません。

こちらまで大きな声を出しても仕方なく、

録音されれば「恫喝」などで立場が反転する可能性もありますが、

それでも、機械的に対応される口調に

そのまま納得させられるのも悔しくなり、

「このお仕事、好きで選んでやっていますか?」と言ってしまいました。

オペレーターの女性

声の感じから年齢は少し上かと思われますが無言になり、

これ以上の会話を続けても無意味であると予想され、

「お疲れ様です。最低限の範囲で支払って終わりします。」

それを最後の言葉にしました。

 

世の中の多くの人が希望とは違う環境や報酬で働き、

生活や支える何かのために我慢しているわけで、

今回のケースで誰が悪いのかについて考えると

安易にクリックした自分と

やらかしそうな相手から金銭を得ようとするシステムを作り

仕事の選択が難しい雇用者に電話の対応をさせる経営者に違いなく

先のオペレーターの女性はそのハザマでの被害者かも知れません。

 

「初回お試し1,000円」のような広告にはご注意を!

小さな文字で2回目以降の高額で継続的な契約内容が

付随している可能性があります。

そして、もう一つ注意すべきはインターネットでの検索です。

どこを調べても良い情報しかないのです。

どうやら検索エンジン上位にヒットさせるため、

課金なども使って操作しているため、

本来の悪い評価は、ずっと下の方に表示されるようになっていました。

 

たくさんの良いお客さんに恵まれ

自分の好きな仕事ができている自分のラッキーに

本当に感謝ですね。

サーキュレーター

車輛保管用のガレージに

最近はほとんど使っていないサーキュレーターを発見しました。

これには、ちょっとした思い出があります。

購入したのは10年以上前、

旧店舗でがんばっていた頃です。

 

暑い暑い夏の日

店内用のエアコンが突然停止しました。

前面がガラスの店舗のため、

まさに温室状態。

真夏なのに外に出た方が涼しい状態になりました。

しかし、考えてみると故障は突然ではなく、

その半年くらい前から兆候はありました。

電気代が顕著に高騰していたのです。

月額4万円くらいだった200Vの電気料金、

エアコンの他に

コンプレッサー、リフト、タイヤチェンジャー、ホイルバランサーなどが

200Vの対象ですが、

電力消費の最強はエアコンと思われます。

電気代月額は、5万円、6万円と上がり、

「気温が上がっているからかなぁ・・・・」と思っていると

ついには9万円の明細書が届きました。

さらに、冷房の効きが明らかに悪く

作動音が大きい事にも気がつきました。

 

そして、停止。

 

じっとしていると汗が滝のように流れ

じっとしているのに喉が渇く状態。

危険でした。

命に関わると思いました。

エアコンとは、

涼風を得るための機械では無く、

生命維持装置だったと気がついた瞬間です。

 

エヴァンゲリオンでの碇と冬月の会話、

「いかなる生命の存在も許さない死の世界南極」

「いや、地獄と言うべきかな・・・」

「だが我々人類はここに立っている。生物として生きたままだ。」

「科学の力で守られているからな。」

「科学は人の力だよ」

「その傲慢が・・・・」

あの一節を思い出しました。

 

エアコン(生命維持装置)が壊れ

灼熱の空間になった店舗でしたが、

すでに20年以上使用されたエアコンは修理が難しく

新品対応が無難との専門家さんからの回答で、

早速、注文したのですが、

施工完了まで1週間くらいかかるらしく

「焼石に水」かも知れませんが

店内用の扇風機購入のためエディオンに走りました。

必要なのは「涼風」ではなく「強風」!

できるだけ風量の多いタイプ

微調整など必要ありません。

そして、すぐに視界に入ったのは

↑コレです。

もう一つ、

ファンが一つのタイプがあり

並んで展示された二つには「展示現品処分」の文字がありました。

 

最高のシチュエーション!

扇風機ではなくサーキュレーターですが

風が強ければ良いのです。

即買いしようと思いました。

しかし、その二つの展示現品の前には家族が集まり協議中で

両親と子供二人の4人、

お父さんは「お父さんの威厳」感が強く、

そんな彼らの前からどちらか一つでも持ち去るなど

できるわけがありません。

遠くから静かに見ていました。

二つとも購入されたら違う何かを探し、

一つだけ購入だったら残った一つを買う予定でしたが、

しばらくすると彼らは

他の扇風機の展示スペースに移動してしまいました。

 

「あれ?買わないの?」

 

ラッキーです。

すぐに二つを左右の手で持ち、

レジへ運びました。

 

「梱包は必要ですか?」

 

レジで言われましたが、

持ち帰ってカウンターの上に置いて

コンセントを接続するだけです。

 

「このままで大丈夫です。」

 

支払い後、店から出たタイミングで

先ほどのレジのあたりから声が聞こえました。

 

「あのサーキュレーターはもう無いのか?!」

 

・・・・

他の製品も見て決めるつもりだったのでしょうか・・・・

やっぱりアレにしようで、

戻ってみたら無い状態・・・・。

 

これを見ると

あの光景を思い出します。

その後、どうなったのか・・・・。

 

ああ・・・

懐かしい・・・・。

迷惑メール

スマホに大量の迷惑メールが届き、

受信ホルダーに一日に50件以上のメールが貯まります。

「あああ・・・、またか・・・・」と思いながらチェックすると

銀行や楽天やヤフーや駅ネットやクレジットカードのなりすまし系に加え

最近、多くなった「性癖を知っているぞ!の脅し系。

「お前は変態だ!」と書かれたメールが何件も何件も・・・。

 

はいはい、

知ってます。

知ってますよ。

変態です。変態です。

絶対に変態です。

 

でも・・・、

変態を想像で文章化できるのは、

ああ、君も変態の気持ちが分かる変態なんだな。

毎度、削除に疲れますが、

しかしこれ、数を撃てば当たるの理屈で

少数でも被害者が出そうです。

 

いろいろと対策を考えながらスマホを触っていると

ドコモから

月額¥250で自動削除できると提案が載っていました。

これに労する時間と体力と精神力を考え、

マジで実現するなら!と、画面をタッチしたその瞬間から

「お前は変態だ!」はまったく届かなくなりました。

 

NTTには、

すぐに識別できる能力があったようです。

届いたメールを勝手に識別するのは

一律的に行えば問題があるかも知れませんが、

やればできるのであれば

被害者は大幅に減少すると思われます。

特にお年寄りや、ネットなどに慣れていいない人。

一応の了解を得た上で、

行政や電話会社が費用負担してでも実施すべきかと思いました。

 

 

 

それはわたしのおいなりさんだ

タイミングベルト(RB26DETT)

RB26DETTエンジンでの

最近、多いトラブルの1つに

タイミングベルトテンショナーの破損によるベルト外れがあります。

ベルトが外れてしまうとピストンとカムシャフトの動きの連動が崩れ

吸排気のバルブがピストンにヒットする可能性があります。

RB26DETTに採用されたバルブは、

高温での耐久性を上げるため

中空構造の内部にはナトリウムが封入され

冷却効果の向上で一般的な燃料温度850℃の限界点から

950℃近くまで耐えるようになっています。

ガス冷却による余剰のガソリンを抑え

燃焼温度を上げて、

より高出力を得られる構造になっています。

これを、平成元年に発売した日産はすごいなぁ・・・と思います。

しかし、中空バルブは、曲げに対しての強度は低いため

タイミングベルトが外れ、ピストンに当たってしまうと

斜め方向に力が加わり、

簡単に曲がり、折れるケースもあり、

その際には、修理に大きな費用を必要します。

 

↓の動画は、タイミングベルト交換時に

負荷のかかっていないタイミングベルトテンショナーを単体で回したものですが

異音が発生しています。

これは、内部のベアリングが摩耗している状態ですが、

重視すべきは、このエンジンの走行距離が約6万キロ弱で

屋内保管車である事です。

タイミングベルトは10万キロごとの交換が必要ですが、

この車両では、前回交換から18年が経過し、

ベアリング内部のグリスが酸化等で劣化が進み

異音の発生に至ったようです。

 

↓取り外した単品でのテストです。

 

ガレージ内で保管される期間が多い

このようなRB26DETTエンジン搭載車は、

年月によってはリスクが上がる事になります。

上記異音の後にベアリングが破損しますと

↑このような状態で、エンジンに大きなダメージを与えます。

↓ベアリングを取り外した単品画像です。

 

ベアリング単体の破損以外に

固定のためのボルトや、スプリング系の「折れ」の事例もあり、

タイミングベルト交換時には、

関連部品をすべて新品化するようにお勧めしています。

恒例の価格高騰で想定外の価格の積み重ねで

頭が痛いですが、

それでも、購入できるだけマシと・・・

ヘリテージへの移行でのさらなる高額化もありますが、

エンジン破損よりは、大幅にリスクが少ないと思われます。

 

スカイラインGTRのオーナーの皆さま

ご留意くださいませ。

近況

愛媛県に引取りでした。

一気筒が不調のBCNR33ですが、

このようなケースでは

大きな原因が3つ考えられます。

一つは、イグニッションコイルです。

ダイレクト点火ですので、一つ壊れると一気筒が停止します。

BCNR33とBNR32では、

コンピューターからの信号をイグニッションコイルに伝える

パワートランジスタの不調のケースもあります。

「コンピューターからダイレクトにコイルで良いでは?」と

安直に考えた事があるのですが、

イグニッションコイル内での自己誘導や相互誘導で発生する

逆電流からコンピューターを守るのが

パワートランジスタの役目で、

これが無いと、コンピューターは過電流で内部が壊れてしまいます。

「パワートランジスタ」という名称はぴったりです

 

パワー!(なかやまきんに君 風)

 

点火系以外の原因として多いのがインジェクターの不調です。

インジェクターは電磁石で動作するため、

動作部分が破損したり、コイルが焼ける消耗による故障と

フューエルエレメントの汚れが限界に達し

ガソリンタンク内で発生した錆をろ過できず

インジェクター内部の磁力に固着するケースもあります。

 

いずれにしても、避けるべきは1気筒不調の5気筒状態で

距離を走行する事です。

特にイグニッションコイルの故障の場合

点火の無いシリンダーにインジェクターは燃料を供給し、

燃焼できなかったガソリンはシリンダー内壁の油膜を希釈し

(油汚れをシンナーでふくときれいになるのと同じ理由です)

油膜切れによる金属摩耗が発生し

ピストンリングやシリンダーを傷つけてしまうリスクがあります。

インジェクター破損のケースでも

中途半端な燃料が噴射される事例もあり

その際は着火に至らないか、希薄燃焼での高温など

いずれにしても「走らない方が良い」の状態です。

 

今回の愛媛県の引き取りはロードサービスが利用できました。

東京海上日動などの大手の保険会社では

このサービスが付加されている場合がほとんどで

使用してもランクダウンのないありがたい保険です。

上限額に制限はありますが、

運送を仕事としていないこちらとしては、

赤字が出ない範囲でぎりぎりまで対応するケースが多く、

関東圏でも旅立つ事は多いです。 (笑)

しかし、JAや共済系、ネット保険では

リオは対応外で、契約の搬送会社のみで、

意外と近距離のみの場合が多く

遠方でのトラブルの際、

「東京海上」や「損保ジャパン」などの名前が出ると安心します。

「AIG」は後光が輝いています。

しかし、ネット系他の任意保険を否定しているわけではないです。

例えば、新車や走行距離の少ないエコカーなど

故障や事故のリスクが低いケースでは、

最悪の事態に備える意味での格安の保険で良いわけです。

それでも、任意保険は台数が増えると割安計算になるせ

 

「遠方の旅」や「店舗での連泊」などのブログネタを見て

「お忙しそうだけど、作業できます・・・?」

連絡を躊躇されていたお客さんからのお話でした。

「そうかぁ、近況をネタに書いただけのつもりだったけど・・・」

文字のとらえ方は、勢いで書いている自分には難しいです。

実は1年前から、新しいスタッフさん(23歳)が増えました。

真面目な真面目な一級整備士ですが、

一名増えるだけでこんなに違うのか!と思うほど

作業が進み、

「なんか時間空いたね。」

「うん、空いた。」

みたいな会話がありました。

部品が揃うまで、リフトアップされたまま状態もありますが

どんな事にも波はあるようです。

お仕事のご依頼、お待ちしております。

 

愛媛県からの帰路に視線に入った焼肉屋さんの看板、

「牛」や「豚」や「鶏」が、

「いらっしゃいませ!」の笑顔で集客するようなデザインですが

自らが食される動物たちが・・・

お客さんを招くだろうか・・・・。

 

以前にテレビで観た怖い看板・・・北海道の

これなら納得できるのですが、

しかし・・・・違う考えが浮かびました。

もしかすると、笑顔で参加している

「牛さん」「豚さん」「鶏さん」

彼らはCMに率先して参加し、

同族たちを裏切る行為の対価として、

自らの安全の保障を約束されているとか・・・・。

それとも、強制されているとか・・・

それとも、人質を取られているとか・・・

 

アニメの観すぎ・・・?

 

次男と会話

しばらく前の

受験で忙しい次男と会話。

(店舗に連泊のため、久々でした・・・・)

忙しい時でも嫌な顔をせず、目を見て話してくれます。

いい子に育ってくれて感謝です。

 

親「旧約聖書って、誰のためか知ってる?」

子「え?基本はユダヤ教の人だよね」

親「正解!じゃあ、ヨゲンシャのヨの漢字分かる?」

子「銀行預金の預だよね」

親「すごいね!よくわかるね1」

子「試験に出そうだから」

親「じゃあ、なんで予じゃなくて預か、わかる?」

子「確か、神様の言葉を預かる意味だったよね。」

親「うー、知ってるなぁ・・・」

子「最初は予言の予だと思ってたけど、ニュースで預だったのでネットで調べた!」

親「じゃあ、ユダヤ教の預言者で有名人は?」

子「有名なのはキリストでしょ」

親「元々はユダヤ教の信者なんだよね」

子「だからユダヤ教もキリスト教も信じる神は同じ、何で戦争するんだろう?」

親「だよね」

子「でも、預言者ってずるくない?」

親「本当に神様の声を聞いたか、あやしいってとこでしょう?」

子「そうそう。日本にも預言者がいるよ」

親「誰?」

子「古事記で、神功皇后(じんぐうこうごう)が神からの言葉でイルカもらった」

親「え?なにそれ?」

子「神様から天皇と認める証にイルカをプレゼントするって聞いたって」

親「それで?」

子「神様との約束の日、海岸に大量のイルカがうちあげられ、みんなで食べた話」

親「そんなのがあるんだ」

質問しているハズの側なのに新たな情報に翻弄される知識不足の親・・・・

子「だけど、子供の時からずっと神とか言われたら信じるよね」

親「たぶん親の言葉より神の言葉が優先でしょう」

子「ユダヤ教は、従わない者には死を!だから戦争の元はここかも」

親「うん。キリストはそれ比べると優しい。愛が多そう」

子「キリストは争いが嫌いだったかも知れないね」

親「新約聖書は、キリスト作の預言の書だったのだろうか?」

子「弟子が書いたらしいよ」

めちゃ知ってる・・・。勝てない・・・・。そもそも勝負じゃないし・・・・。

親「イスラム教は、新たな神の声を聞いた預言者だけど変だよね」

子「なにが?」

親「だって、ユダヤ教→キリスト教からの同じ神の発言なのに違う。神は気分屋だ!」

子「預言者の聞き間違え・・とか、伝言ゲームみたいになったんじゃない?」

親「それが戦争の原因だとすると信者はかわいそうだよね」

子「だけど、今回の戦争に至ったのはイギリスが悪いよ。知ってる?」

親「バルフォア宣言!」

子「あ、知ってた」

親「じゃあ、もう一つは?」

子「フセイン・マクマホン協定!これ大学入試だと出るらしいよ」

 

この後も延々と会話が続き

妻から「高校受験の勉強の邪魔をしないように!」と注意されました。

でも、楽しかった。

 

(内容は親子の知識範囲でのお話です。宗教的な深みは無いのでご了承ください)

久々のご連絡

10年ぶりの常連さんからの電話がありました。

西広島バイパス沿いの旧店舗の頃、

頻繁にお会いしていた人から、

「近々、GR86買うのですが、相手してもらえますか?」

そのような内容でした。

 

会話の意味がしばし伝わって来なかったのですが

久々にスポーツカーを購入し

リオのGTRばかりのホームページを見て

「専門店化した?」と思われたそうです。

 

なるほどなぁ・・・・ と思いました。

 

86はサスペンションやスーパーチャージャーなど

一般的なチューンは普通に行っているのですが、

確かに・・・

GTRのような、「ここだけでできる」感は小さいかも知れません。

 

今はピット内にはサクシードが格納されています。

サクシードは、5速の車輛もあり

軽量フライホイルやLSDの装着も可能で、

サクシードとプロボックスのレースもあるほど

チューンの方向性では、ちょっとしたスポーツカーです。

 

以前はスカイランGTRのオーナーだった常連さんも

諸々の事情で手放し、

「もうおとなしくなります・・・」とお話していましたが、

このパターンでの元GTRオーナーの発言の多くは虚偽が多く、

気がつけば、全国で数百台しか存在しない

マツダのロードスターの純正ターボ車を購入していました。

オーバーフェンダーが付いた車両での初のご来店では、

「おとなしく・・・」の意味の解釈が分からなくなりました。

 

同じRB系のエンジンですが、

最近、ER34率が上がっています。

2500ccのRBエンジン

この車は、自分から見るとちょっと特殊で

搭載されたRB25DETは、

RB26DETTとは違う方向性があります。

順不同で羅列しますと、

〇可変バルタイ

RB26 ⇒無 / RB25(ER34)⇒有

〇インジェクター

RB26⇒S15などと同じ形状 /RB25(ER34)⇒R35と同じ形状

〇ECUのカプラー

RB26⇒S15などと同じ形状 /RB25(ER34)⇒R35に似た形状

〇故障診断出力と制御

RB26⇒S15と似た制御 /RB25(ER34)⇒診断内容と制御の増加

〇ECUのプログラム

RB26⇒基本的に一種類 /RB25(ER34)⇒細かく分けると4種類

などなど、

おそらくレースなどでハンデが入らないためRB26は従来のままで

新たなシステム投入でのリスクを減らす方向性と

ER34については、R35への実験的な試みが多数入っているような

そんな感じがします。

RB26DETTよりも制御が難しいER34ですが、

数値が揃うと、とても扱いやすいエンジンになるのが確認されています。

 

何でも扱えるほどの技量はないのですが、

いろいろです。

 

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