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振込

販売には仕入が必須です。

現金支払いで仕入れる事もありますが、

月末までの仕入金額を翌月の末日までにまとめてお支払いする

「末締め、末払い」が業界では一般的みたいです。

そのようなわけで月末が近づくと

振込業務の準備が始まりますが、

今ではインターネットでの振込みのシステムが

それらの作業を楽にしてくれています。

 

数十年前、

まだインターネットが無かった頃、

もしくは、インターネットで振込み業務などできなかった頃、

通帳や現金を持って銀行に並び、

複数枚の振込み用紙に振込み先や金額を記載し、

窓口に提出。

長い時は一時間以上、

やっとお店に戻れるという恒例行事がありました。

 

ATMで口座からの引き落としによる振り込みでは

手数料が少しでも安いため、

特に月末には、延々と作業を繰り返す人は多く

そのため大行列ができるのも珍しくありません。

「早めの日程で手続きすれば楽では?」

これは正論ですが、

出費が重なり、他からの入金が前提での振込みは

経営者の多くは経験する事で、

つまり・・・「楽ではない」は一般にあるお話です。

 

そして、登場したのがFAX振込みです。

銀行からこの案を聞いた時は「夢のシステム!」と歓喜しました。

月末に集中する銀行窓口の混雑解消にもなる

まさに一石二鳥のシステム。

しかし・・・エンピツ書きの下手な自分が

丁寧に丁寧に書いたつもりの文字や数字が認識されず

「判別できませんでした」の銀行から返送がFAXで届くと

泣きそうになりながら書き直し、発信、

しかし・・・・

「判別できませんでした」が何度も続きます。

インターネットが無い、

当然、AIなど名称すら無い時代、

当時のコンピューターが識別していたのでしょうか・・・

何だか意地悪されているような気分になっていました。

「窓口に行った方が早いかも・・・」

何度も何度も繰り返し、

どうしてもダメな場合はマジで銀行窓口に出かけていました。

やっと儀式が終わる憂鬱な月末、

しかし・・・・

ある日、決定的な解決策が見つかりました。

 

まず・・・・

分かりやすい文字や数字で書くように努力、

 

努力!未来! A BEARTIFUL STAR! (チェンソーマン 風)

 

これで、大丈夫だったら楽ですが、

そんなに安易には進みません。

無駄と分かりつつも数度繰り返し

ダメな時は、

文字の枠内に

 

象形文字を書きます。

 

当然、数字としても文字としても認識できないので

NGのFAXが届くところで、

銀行のオペレーターさんから苦情の電話が入ります。

 

「ふざけないでください!」

 

そこで、がんばって書いても認識されない苦労の数々と

振込先と金額を口頭で伝えると

ミッションはコンプリートされます。

実はこれ、

何度も拒否された自らの文字への銀行の対応に

「これのどこが悪い!」と

ついやってしまった象形行為に対し、

電話で楽に解決できた事で覚えた

悪い方法です!

 

ふと・・・

象形文字の送信後に即電話が入る銀行側のシステム

どうなっているのかと疑問に思いました。

がんばって書いた数字や文字では電話は無いのに、

象形文字だったら即対応。

受信側は人が目視で確認しているとか・・・・。

そして、分かっていながら再確認のFAXを送信しているとか・・・。

まるで特権を与えられた江戸時代の関所の役人みたいな

ちょっとした優越感で悦に入っているような・・・

そんな関所役人を攻撃するような象形文字。

傷つけられたプライド!

そして、怒りの電話・・・。

 

さすがにそれは

無い・・・かな・・・・

昔の事なので、もう分かりません・・・。

 

でも、象形文字によって月末業務は大幅に時間短縮ができたのは

記憶に鮮明だったりします。

インターネット振込みで、すべて過去の出来事になりましたが

原始的なFAX振込みであれば、

今のようなハッキングなどのリスクは少なかったかも・・です。

どうかなぁ・・・。

 

朝礼

気温が高いですね。

熱中症の報道も多く、

水分補給や体温に留意しましょう。

自分が小学生の頃、

夏はやはり暑かったですが

これほどでは無かったと思われます。

記憶が曖昧ですが、データー上では確かにそうみたいです。

暑かった記憶が薄くても

朝礼での校長先生の話が長かったのはよく覚えています。

「小学校の生徒としての誇り」みたいな言語が何度も繰り返され

そして、バタバタと生徒が倒れ始めます。

体もしっかりしていない成長過程の子供ですから

仕方ないと当時の自分ですら思ったのですが、

「このくらいの事で倒れるな」

「倒れる方が悪い」

子供心にも、そんな雰囲気が伝わっていました。

異議のあった先生もいたと思いますが、

上に逆らえないのでしょう・・・

倒れた生徒の介抱で忙しかったのか・・・

あの頃、

非常識が常識の多かった時代だったなぁ・・・と思い出されます。

根性論、精神論が優先された時代です。

そのような意味では、

今の子供たちは幸せです。

 

非常識・・・と言えば

「水を飲むな」というのもありました。

遠足でも携帯できる水分量を決めて、

それ以上、飲んではいけない!

明言されていました。

我慢する方法として担任から勧められたのは

「氷砂糖を舐めてごまかせ!」でした。

 

子供に過酷な時代でしたが、

では、今が当時よりも良いと言えるか・・・は

別の視点も加えると疑問はあります。

ですが、

貧血や熱中症で倒れる子供に演説を続ける校長先生や

水を制限して砂糖を舐めさせる教師は

これはやはり違うと思われます。

マイナンバーカード

お久しぶりです!

積載車での旅が重なり、遠い地の風景を見る機会が多く

「お店にいない人」になっていました。

店主がいなくてもお店は動くであります。

遠くの皆様も近くの皆様、

たくさんのご依頼、いつもありがとうございます。

そして・・・今日は、お店に戻っています。

移動が多いためか曜日感覚がずれてしまい

朝から「今日は火曜日」と思っていました。

取引先との電話でずっと違和感があったのですが

日が暮れかけた先ほど「今日は水曜日」に修正されました。

 

運転中、

特に積載車のようなゆっくり走行では、

なぜかいろいろと思い浮かびます。

建物の看板の文字や

隣を走り去る自動車や

海や山の風景など、

過去の記憶を呼び戻すきっかけになったり

ちょっとしたアイデアや文章につながったりします。

ですが、放置するとすぐにどこかに消えてしまうので

パーキングで駐車してスマホにメモします。

「何かを考え出さなければ!」と思うと何も現れないのに、

何も考えなくてもいい環境では、いろいろ思い浮かぶのは、

「明日は早くに起きるから寝なくては!」

眠るためにがんばると目が覚めるのに

「寝ないでがんばらなくては!」では、

強力な睡魔を招くのに似ています。

 

あまのじゃ子です。  (au三太郎 あのちゃん 風)

 

夜、部屋でテレビを観るのが好きです。

ドラマも良いのですが、

内容が多いニュースは率先してチャンネルを合わせています。

最近の安心ワードは「大谷翔平」と「藤井聡太」。

日本の誉れですね。

二人に関する報道は、気持ちを楽しくさせてくれます。

ありがたやありがたや。

 

常識では理解が難しい犯罪系の報道もありますが、

真実はなかなか表には出ないもので

「あれが悪い!」とすぐに思わないようにしています。

犯罪にもそれぞれの事情があり

中には冤罪もあるかも知れません。

短時間で本質を見抜けるのは神だけと思っています。 (笑)

ニュースで、いつも不思議に思うのは、

誰かが逮捕された時、

「警察関係者の話では・・・・」を前置きに

容疑者が話した内容がメディアで報道される事です。

逮捕→起訴→裁判→有罪判決で刑が確定するのが日本の司法制度で

それ以前の罪が決まっていない状態で

本来、外に出ないハズの取り調べの推移が

なぜ報道されるのか不思議です。

警察関係者・・・ってどんな人?

 

物議の多いマイナンバーカードの登録システム、

新しくスタートする事は概ねいろいろありがちで

そこは仕方ないかなぁ・・・と思うのですが、

先の新型コロナ時の国民全員への給付金のような場合、

速やかに実施できるように・・・、

お金を配るためのシステムに20000ポイントの付与、

登録希望者が増えるのも当然の嬉しいシステムですが、

実際のところ、ここが一番気になります。

給付金用のシステムに大判振る舞いをするなんて、

ちょっとした違和感があります。

マイナンバーは行政による真の慈善事業・・・・

本当だったらすごいのですが、

少し前にニュースでも報道された

個々のすべての口座の紐付けの義務化・・・・

あれを知った時に、

なるほど・・・・これがやりたかったのか!

個人的には、納得しました。

 

国は口座の番号が分かれば、

調査という理由で自由に中を見る事ができます。

調べられても特に困らないし・・・と思う人も多いかも知れませんが

例えば、手先が器用な人が

誰かの何かを製作し、そのお礼が口座に振り込まれた場合、

それは、基本的には「所得」になりますから、

本業以外での報酬として確定申告を行う必要があります。

累進課税という制度上、その報酬だけに対しての税率では無く、

本業の所得に加算された総額での税率ですから

そこそこ大きな税額になる可能性もあります。

ちょっとした私物を販売して

それが購入額よりも高額だった場合や、

経年劣化で現状では0円と評価されば場合、

売却額=収益になり、これも申告すべき内容かも知れません。

飲食の宅配などの仕事では、

個々が個人事業主扱いの契約が多く、

雇側は、源泉徴収を行わず、課税前の全額・・・・

つまり、給与明細での手取りではなく最初の金額が支払われる場合、

後に総額して申告する義務がありますが

以前の大阪のたこ焼き屋さんの数年間無申告のような事例もあり

口座が分かるまでは無法状態になるケースもありそうです。

 

高視聴率の半沢直樹では、

国税も銀行も、ターゲットの口座を調べるのに苦労するシーンがありますが、

マイナンバーカードにすべての口座が紐付けされれば、

特定の条件を前提に簡単に口座の選定が行われ、

AIが内容を調査し、申告漏れの確率を計算するような・・・

増税であれば国民感情を刺激して選挙にも影響が出そうですが、

当人でさえ気がつかない申告漏れを網羅して徴収・・・・

そんな近未来はあるかも知れないなぁ・・・と

思ったりしました。

もしかすると、マイナンバーカードの口座情報について

国政は閲覧自由の文言が法令に追加される日が来るかも知れません。

 

積載車で大阪の中心部を走って思うのは

高速道路がビルとビルの間を見事に網羅し

時には建物の中央部に穴を開けて通過するような

↑こんなすごい光景もあります。

まだ建物も無い平地の頃に

将来を予想して道路を網羅しておけば

より整然とした交通網ができそうですが、

今が想定できれば先行投資の意味はあっても、

何も無い時期に多額の投資を行うのは現実的には難しく

多くの資金と勇気と決断が必要ですが、

もしかするとマイナンバーカードとは

後の税収アップのための先行投資の道路みたいなものかと

これは個人的見解ですが・・・・

 

マイナンバーカード、

まだ作っていませんが、

作らない方法での抵抗も限度がありそうな・・・

作らないでがんばる意味があるのかどうか、

未来では分かるのでしょう・・・

燃料ポンプ6

ターボエンジンのマニホールドには

大気圧以上の空気の壁があり、

インジェクターから燃料を噴射させるためには

その気圧を超えた圧力が必要になります。

 

ローラーベーン方式の燃料ポンプ内では、

複数の横長のローラーが回転しながら燃料を運ぶ部屋を形成するため、

ローラー、壁どちらも摩擦で摩耗し密閉率が下がります。

当たり面も変化するため

音が変わり、多くの場合では音が大きくなりますが

車両側にそれを検知する能力が無いため、

分からないまま走行してしまう事になります。

 

以前、

本当に以前の遠い昔、

シルビアS13が現役だった頃、

スカイラインGTR(BNR32)の燃料ポンプを

純正と入れ替えるチューンが流行っていました。

今では20万円を超える燃料ポンプですが

当時は3万円くらいだった記憶がありますが、

ヤフオクで1万円くらいの中古品を購入したS13のオーナーさんが

自力で交換し、100kmくらい走行の後に

エンジンが壊れた悲しい出来事がありました。

ポンプの装着方法に問題があった可能性はありますが、

交換後、燃料ポンプから激しい作動音が発生し、

オーナーさん的には、

「おお!噂通り、GTRポンプの音は大きい!」と興奮状態でしたが

その後の惨劇です。

中古の燃料ポンプには大きなリスクがあります。

確信犯的な出品もありますが、

同等に中華製も危険が伴う場合が多いです。

「蟹の味噌汁」

贅沢な一品ですが、

実は蟹の旨味の多くは出汁に移動し、

「蟹」は見た目のゴージャスさの演出の役目だったりしますが

中古のGTRフューエルポンプは、

まさに「蟹の味噌汁の蟹」にイメージが近いです。

 

そのような理由で

特にコンピューターのプログラム変更の際には

事前の燃料ポンプ交換は理想ですが、

純正、ニスモ製は、激しく高額で、

良策を探していたところ、

サード(SARD)から発売されました。

これは、朗報です!

本体、ステー、フィルター、配線がセットになっています。

燃料ポンプはガソリンタンク内にあるため

すべての部品がガソリンに対し溶けない素材であるのが大事です。

これも過去の経験ですが、

加給圧がかかったところで燃料と空気の割合が目標と異なり

薄い状態の33GTR(BCNR33)でした。

燃料ポンプの劣化の可能性をオーナーさんに相談したところ、

「数か月前に別のショップで交換しました!」との事、

製品は、BNR32用の中古・・・らしく、

本体不良の可能性を考えつつ

燃料タンクからポンプ部を取り出してみると

ポンプからエンジンに向かうホース・・・

ガソリンタンク内にあるゴム製のホースが

フニャフニャ状態で裂けていました。

おそらく、空気か水が通るようにホースを流用したのでしょう、

素材がガソリンで溶けてしまい、

ポンプが吸い上げた燃料の多くがすぐタンクに戻り

燃圧が確保できない状態になっていたのです。

ポンプを固定するためのバンド、フィルターも

同じくガソリンに強い素材が必要ですが、

ポンプを固定するための金属製のステー、バンド類もステンレスが安全です。

ガソリンタンク内には意外と水分が多く、

これらの金属が錆び、燃料フィルターでも制止できず

インジェクター内部で詰まり破損に至ったケースもあります。

参考まで・・・

同様の理由で、灯油用のタンクにガソリンを入れるのもNGです。

発泡スチロールのような溶け方は無いですが、

柔らかくなり、キャップ部から漏れるのを見た事があります。

 

サード(SARD)製のポンプですが

純正同様の235L/h以外に

265L/h、275L/h、295L/hもあり

仕様によって選択ができるのは、

一択だったニスモ製に比べてありがたい設定です。

値段も大幅に安いですし。

 

 

(燃料ポンプの話は、とりあえず終わりです)

 

 

 

 

雑感 テレビ

「孤独のグルメ」

好きなテレビ番組の1つです。

他を気にせず、自らの食だけを楽しむ姿は自然で美味しそう。

ですが・・・

最近、違和感がありました。

青ネギラーメン!

これのためだけに千葉県柏市まで旅したいです。

ですが・・・

五郎さんの「ごちそうさまでした」のシーン・・・

え? え? え?!

えーーーーーーーーー?!!! (チェーンソーマン コベニちゃん 風)

 

スープもネギもしっかり残っているし・・・。

以前、こってり系のラーメンをスープまで完食した際、

器の底に

「完食、ありがとう!」と文字を見て、

がんばって作ったスープが残され捨てなければならない苦悩を

ラーメン屋さんから感じました。

ラーメンのスープって、残すが当たり前なのでしょうか?

塩分とか脂肪分とか、

そんな事を理由にスープを残すなんて

食への冒涜、

SDGSに反する気が・・・・・。

 

最近、テレビではコンプライアンスという名の元に、

以前は普通だった「パイ投げ」や

「牛乳を口に含んで笑いをこらえる」とか

食べ物を無駄にするな!的な風潮がありますが、

なぜ?

ラーメンのスープは残しても

コンプライアンスに反しなのでしょう・・・?

 

テレビ番組は、

昔に比べずいぶんと変わりました。

とんねるずの「みなさんのおかげです」の30周年記念SPは

放送後、すぐにLGBT問題で炎上しました。

以前とは社会風潮が変化した顕著な事例だと思います。

ドッキリGPや水曜日のダウンタウンは

ぎりぎりのラインを模索している感じです。

遠い昔のドッキリ系の番組、

幼少の頃でしたが

しっかりと記憶に残っているのが、

雪山で、熊の着ぐるみを装着した芸能人が

一般人を驚かす主旨の内容ですが、

突然、現れた猟師が

「熊だー!」と叫びながら猟銃を連射するシーン、

慌てた着ぐるみ熊は、

「人間!人間!」と両手を上げて叫ぶのですが

猟師は、さらに連射。

今だったら、完全アウト、

ニュースになり、制作者は逮捕される可能性もありそうです。

 

時代は変わりました・・・。

燃料ポンプ5

スカイラインGTRに使用されている燃料ポンプには、

ローラーベーン方式が採用されています。

通常のベーン方式の燃料ポンプは、

回転する中央部分から遠心力で仕切り板が外側に飛び出し、

円形の部屋を内側で区切り燃料を次々と圧送しますが、

スポーツカー、特にターボエンジンなどでの

マニホールド圧が高く大きな燃圧が必要とする場合、

燃圧を上げるために回転速度を上げる事で、

板が摩擦に負け消耗したり破砕するリスクへの対策として、

板の代わりにローラーを使用した構造が

ローラーベーン方式です。

 

以前、壊れた燃料ポンプを分解し、

内部を見ながら

「これがローラーベーンかぁ・・・。なるほどローラーだ!」

と感慨深く見た事があるのですが、

なぜ・・・写真を撮影しなかったか・・・・・

後悔しています・・・・。

アキュムレーターは真っ二つに切断したのですが・・・・

 

ローラーベーン方式は、高い燃圧を得やすいメリットがありますが、

デメリットの1つは、作動音が大きい事です。

通常のベーン式では、

消耗が進むとエンジンを始動できない燃圧まで急激に低下し、

エンジンが停止するのに対し、

ローラーベーン式では、ぎりぎりまで頑張ってエンジン始動が可能な場合が多いです。

なんとか走れてしまうのですが、

これが現状離脱の意味ではメリットでも、先の事例のように

燃圧が加給圧に負けインジェクターが開いても予定の燃料が噴射されない状態

希薄燃焼が発生する可能性が高く、

高回転、高ブーストでの走行が続いた場合、

空気不足で燃焼されずに残ったガソリンが

気化熱で燃焼室の温度を下げるガス冷却の効果が減少し、

エンジン破損のリスクを上げるデメリットがあります。

 

「燃費が良いのです!」

 

高い圧縮が維持されたエンジンで

中低速だけを使ったスムーズなアクセル操作での

ゆっくり運転の場合での実現であれば良いのですが、

燃料ポンプが消耗し希薄燃焼になっているケースも多いようです。

燃料が少ない場合、

ガス冷却の現象による高温燃焼の場合、

高回転では異常にパワーが出る場合があります。

「壊れる前のエンジンは速い!」には、

このような理由があるのかも知れません。

 

(続きます)

 

 

燃料ポンプ4

アテーサET-Sの圧力スイッチ、

日産では生産中止の油圧を検知する部品から

4WDを調整するためのフルードが漏れる故障の発生頻度が

激上がりです。

リアデフ付近から、オイルがボタボタと漏れ

メーターに4WDの警告ライトが点灯したら

その可能性が高いです。

↑これですが・・・

これをメーカーが普通の価格で販売してくれると

とっても楽だったのですが、生産中止との回答で、

代替えの手段の模索がスタートしました。

当初は同様の機械式スイッチを使用する方法で検討したのですが

精度、耐久性と、取り付け部に対しての負荷などで断念、

スイッチ部を電気式センサーに変更し

電子回路で調整するシステムに至りましたが、

「使えるセンサー」を探すのが大変でした。

圧力、精度、耐候性、耐久性での条件は必須で、

詳しい皆さんに電話をかけまくり、

ネットで、条件を変えながら検索した後、

実に好条件のセンサーを発見し、

飛びあがるくらい喜びました!

 

「おお!」 (ゴルゴ13が依頼を承諾した際の依頼者 風)

 

想定よりも安く、安心の国産品、

センサーでは有名な長野県メーカーです。

 

数十個、まとめ購入でキープしておこう!

ネットだけでは不明な情報と注文方法の問い合わせで

メーカーに直接電話してみたところ

「数年前に生産中止になっています・・・」と・・、

そのような回答がありました。

 

?!

 

ネット上で多数販売されているのはどこかの在庫品?

であれば・・・逆にレア品かも知れません。

 

インターネットで販売されているのをお伝えすると、

先方も調べたらしく、

後日、コピー品との連絡がありました。

正常に動くのであれば、

コピー品でも良いのですが、その保証は無く、

メーカーの刻印までそっくりのセンサーなど

信用できるわけがありません。

先のBNR32に使われていた燃料ポンプの事案もあり

最適そうなセンサーの使用は断念し、

某自動車メーカーのセンサーを流用するに至ったのですが、

製品刻印までそっくりの信用できない製品が横行するとは・・・・

悪意と無責任が混在したような状況には、

とにかく注意が必要です。

特に燃料ポンプのようなエンジンの耐久性に直結する部品は、

コスパを目指すとリスクが跳ね上がります。

 

 

(続きます)

鬼滅

「鬼滅の刃、刀鍛冶の里 編」が始まりました。

本を読破しているのでストーリーは知っているのですが

映像のすばらしさと、読んだ記憶が重なり感動です。

毎週、日曜日の夜が楽しみになっています。

 

最初の鬼滅ブームの頃は本の購入が至難でした。

ネット上では、コンプリートで販売されていましたが

定価よりも高額で、まるでヘリテージ状態・・・。

いや・・・

ヘリテージは生産中止品の再販だから

ある意味では良心的で助かる存在っですが、

一般に売られている本の希少さを値段に乗せるのは、

何か違うような・・・・。

屈して買うのはくやしさが大きく、

休日、本屋さんを網羅し、コンプリートした事がありました。

達成感がすばらしかったです。

 

当時、流行ったのは

炭治郎の羽織の市松模様、

江戸時代、人気の歌舞伎役者の佐野市松が市松模様の羽織を着用し

流行した歴史がありますが、

鬼滅の刃が無かったら、その情報は知りえませんでした。

 

世の中で、「鬼滅」の言葉が多く聞かれた頃、

旧店舗のあった廿日市市地御前は漁港の近くの堤防で、

釣りをしていた白髪のおじいさんが、

この市松模様のジャケットを着用していました。

 

さすがに・・・・

炭治郎リスペクトでは無いだろうなぁ・・・・

でも・・・

この時期に市松模様は、

そのように思われても仕方ないなぁ・・・と

傍らのクーラーボックスの文字には、

 

無限黒鯛

 

そちら側の人でした。

間違いない。

連休雑感

5日間も自堕落に生きてしまうと

精神の崩壊に反比例するように体重が増えます。

「休みたいなぁ・・・」と思っている内が華なのかも知れません。 (笑)

 

一般道なども含めて車が多い連休の風景を見ながら、

「すごいなぁ・・・」と思いました。

 

最近の自動車はコンピューターで動いています。

自動車用のコンピューターに使われる部品は、

一般の工業用に比べると耐熱温度が高く耐久性が高いのですが、

コンピューター内部の部品、

マイコンなどの半導体、抵抗、コンデンサー、

基盤を構成している導通部分、ハンダなど

それでも、ひとつでも壊れてしまうと

車に不調が発生し、最悪、エンジンが停止します。

一台分では、1万を超えた数と推測されますが、

それらがすべて正常に働き、

その状況下で渋滞が発生するほど多くの車が普通に動いている様子は、

まったく見事と思います。

 

製品の精度と耐久の均一したレベルの高さ、

これを当たり前と思えるのは、

すごいですね。

 

雑感でした。

燃料ポンプ3

同じBNR32のセッティングで

同様に空燃比が数値に反映しないケースがありました。

セッティングには燃料ポンプの正常な性能が前提のため、

事前でのお問い合わせの際、オーナーさんから、

「[4L/分]の燃料ポンプに交換済みです!」

と確認済みでした。

前回とは違い、

詳しい人と一緒にご自分で作業をされたそうですので

前回のような「交換しました詐欺」ではありませんが、

また・・・インジェクターの噴射時間を増やしても

ブースト時に空燃比に変化がありません。

 

恒例、試行錯誤が始まる中、

少し気になったのが[4L/分] です。

この表現は、詳しい人のものです。

 

燃料ポンプの吐出量について

4L/分は、一分間で4Lの燃料を送り出せる意味です。

馬力と燃料ポンプの性能には密接な関係があり、

燃焼効率や燃料経路等での圧力損失等で誤差はあっても、

自分が目安にしている簡単な計算式では、6気筒の場合、

吐出量(ml/分)÷気筒数(6)=最大馬力 です。

 

オーナーさんの説明のあった燃料ポンプでは、

4L=4000ml ですので、

4000÷6=666

内部での圧力損失等で20%程度の余裕を考えても、

666×0.8=532.8

インジェクター容量等、他にも影響はありますが、

数値的には十分足りるはずです。

(この数式、多くの条件を曖昧にしていますので、あくまで目安です)

 

どうしても気になったのは、[4L/分]の表現です。

「燃料ポンプのメーカーはどこでしょう?」

「ヤフオクで購入したので不明です。数値の記載はありました。新品です。」

 

メーカー不明・・・・

「ニスモ」「サード」「デンソー」「トーメイ」「HKS」などを期待していたのですが

これは・・・・燃料ポンプに原因がありそうな気がしてきました。

 

前回と同じく、

効果が無かったら元に戻すお約束で燃料タンクを開けてみると

見た事の無い形状の燃料ポンプがハリガネで固定されていました。

本体に、製造刻印なども皆無、

なぞの燃料ポンプ。

在庫のニスモ製を装着し走行してみると

 

秒で完全復活!  (ドッキリGP 風)

 

不可思議な燃料ポンプは、

「金色の円筒、薄いゴールドのポンプ、知らないですか?」と、

あちこちに電話で、

分かりにくい表現で問い合わせしてみると

どうやら中国製らしい・・・という説が・・・。

らしい・・・・

らしいで中国に責任を押し付けてはいけないのですが・・・。

 

1万円以下のお買い得価格だったそうです。

 

常連さんで中国の人が数名いらっしゃいますが

皆、人格者で日本が大好きです。

知り合いで、清掃等の手間のかかる作業を請けている

中国系の会社がありますが、

丁寧で安く、高評価です。

「中国」=「怪しい」とは思っていませんので。

 

(続きます)

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