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燃料ポンプ2

BNR32のセッティングで、

ブースト0.8kg/cm2を超えたくらいから空燃比が薄く、

プログラムの数値を変更してもまったくそのままの状態で悩んだ事があります。

 

なぜ?

 

オーナーさんのお話では、

燃料ポンプもフィルターも交換済みとの事。

体感では正常に走行できるのですが、

以前から気になっていた言葉を思い出しました。

 

「ぼくのGTR、燃費が良いのですよ。10km/Lはいきます!」

 

日常的にゆっくり運転で

走行距離も短い車両なので圧縮が高く良好・・・・、

それにしても燃費が良すぎ。

そして、セッティング中に思っていたのはトルクが小さい事でした。

これは、やはり燃料ポンプかフィルターが怪しい・・・。

そこで、ポンプとフィルターの交換時期と

ポンプの製造メーカー、吐出量などの情報をお尋ねしたところ、

車輛を中古で購入した際に「交換済み」との口頭での説明で

記録簿も無く、実は詳細は不明でした。

 

これは・・・怪しい・・・・。

 

そこで、修理とテスト兼ねた燃料ポンプ交換のご提案、

効果が無ければ元に戻し工賃も無料で大丈夫。

ポンプやフィルター不良での燃圧低下が原因であれば

これ以外での解決方法はありません。

 

BNR32の燃料ポンプはガソリンタンクの底部に取り付けられています。

稀に作業をしようとフタを緩めるとガソリンがあふれる事があります。

直前に、給油口ぎりぎりまでガソリンを入れたケースで、

「恐怖」「汚れ」「もったいない」が並走します。

参考まで・・・、ステージアにRB26DETTが搭載された260RSは、

ガソリンタンクには、BNR32用が使用されています。

そのため、燃料ポンプもBNR32用です。

 

早速、燃料ポンプを取り外したのですが、

見るからに古い・・・・。

燃料ポンプには、ガソリンを吸い込むフィルターがありますが、

それが、真っ黒でした。

「俺は疲れているんだよ・・・」と話しかけているような風貌

間違いなく新品とは違う状態、

早速、交換しました。

 

これまでの苦労を無視するように瞬時で改善。

空燃比の改善のためにテストを兼ねての数値が入力されていたため、

高回転、高ブースト時では、マフラーから黒煙が目視できる状態に復帰し、

そこから数値を薄い方向に変更、

ノッキングデーターもノックセンサーのグラフ化で確認、

完了に至りました。

 

一度捜索があった場所に隠れるのは

ドラマなどでの犯人の常とう手段ですが、

まさにそれです。

 

(続きます)

燃料ポンプ1

数年前、

シルビアS15ターボ用の純正燃料ポンプの価格が大幅値上げ、

しばらくの後、

BNR32用の純正燃料ポンプも約5倍に高騰しました。

保管、生産設備の維持等もあり、

仕方ない事情は分かるのですが、この金額差はすごい。

 

しかし、当時は、それほど慌てませんでした。

なぜなら、裏技として「ニスモ製の選択」があったからです。

純正がそれほど高騰してもニスモ製は変わらずの5万円強、

ディーラー整備の選択肢だけでのオーナーさんは、

この方法を知らない人もいるのだろうなぁ・・・と

勝手に同情していました。

ちなみに、ニスモ製は純正比べて1.25倍の燃料吐出量があり、

「このまま使っても大丈夫?」

吐出量が1.25倍であれば燃料も1.25倍噴射され

燃費の悪化やプラグのかぶりが発生しない?

そのような質問をするオーナーさんは

 

知識があります!

 

ニスモ製燃料ポンプを純正代替で使用するのは、

こちらの経験則ですが、基本的には大丈夫です。

テストでの測定でも、空燃比の変化はありませんでした。

燃料ポンプが作った圧力は、

マニホールドの圧力に対し常時調整され

インジェクターの動作時間と噴射量の関係が変化しないようになっています。

例えば、燃料の圧力(燃圧)が1kg/cm2の時、

マニホールドにブースト1kg/cm2の圧力がかかっている場合

燃料は気圧と相殺されインジェクターが開いても

まったくマニホールドには噴射されませんが、

アイドリング時の負圧状態では、

燃圧など無くても吸い出されるように燃料は吹き出します。

そこで、フューエルレギュレーターという部品が、

(↑このような部品ですが・・・)

燃料をスルーしたり、止めたりを行い、

マニホールド圧に対して、

リアルタイムで燃圧を調整しています。

そのため、燃料ポンプが少し圧力を上げたとしても

余分にガソリンタンクに戻し調整される事になります。

 

ガソリンタンクに多く燃料が戻る状況について

インジェクターパイプの冷却の効果があると考えていました。

ここが高熱になると噴射前のガソリンが

沸騰気化するパーコレーションが発生しますが、

冷却でその抑止ができると考えていたのですが、

逆にインジェクターパイプからの熱でガソリンの温度が上がり、

ガソリンの容積が膨張し、噴射された燃料量が

実質的に減ってしまうリスクが増大します。

いずれにしてもモータースポーツ系の連続走行の際の話で、

日常的な走行では、影響は小さいため、

ポンプの吐出量が少し大きくなるくらいであれば

そのまま走行可能で、

価格の安いニスモ製の選択にはメリットがありますが、

ポンプの吐出量が激しく大きい性能の製品の場合では、

レギュレーターの通過可能な容量を超え、

水圧が上がった水道と同じで

予定以上の燃料がエンジンに届く事になります。

 

ですが、

燃料ポンプの性能が大幅に下がってしまうと

フューエルレギュレーターが全閉の状態でも

加給圧に燃圧が負け、必要な燃料の噴射ができなくなってしまう現象も発生し、

気づかずにそのまま走行してしまう事例も少なくありません。

 

(続きます)

連休

お久しぶりです。

なんと

5日間も休んでしまいました。

 

事務作業、ピット作業

常連さんの車輛トラブルでの積載車での搬送など

働いていた時間も少しはあったかも知れませんが、

仕事しているフリが得意なもので・・・。

 

所用での自動車移動では、

道路の混み具合が半端なかったです。

長い渋滞の後方についてしまったので

得意の裏道への回避を試みたものの、

もっとすごい大渋滞。

逆に遅くなったかも知れません。

 

コロナの全盛期、

「移動=悪」の風潮が日本中に蔓延し、

都心から地方へ里帰りした家に「非常識」の貼り紙がされたあの頃、

高速道路に渋滞という光景はありませんでしたが

当時から貯められたエネルギーが

今、放出されている感じです。

 

これは・・・

家から外に出ない方が良いかも・・・・。

長男はアクティブに単独活動し、

生涯初の80cm超のスズキを釣りあげ

テンション爆上がり状態、

次男はネットでプログラムの勉強をしているらしく

どこかへの移動のリクエストも無く、

放置状態の自分は、

めちゃくちゃ睡眠時間ばかりが増えていました。

 

これほど何も考えず、

自由な時間の記憶がこの最近では皆無で、

少しは望んでいたのかも知れないこのような環境に、

これが長く続いたら退化してしまう危惧を感じました。

社会復帰ができなくなってしまいそうです・・・。

 

間もなく映画が始まる「ミステリと言う勿れ」(広島版)

ドラマの中での言葉

「悪い記憶というのは、脳に負担をかけると同時に活性化させる刺激にもなる」

日々、悪い事ばかり起こってるわけではないですが、

あれこれと考え悩み試行錯誤する時間で、

自分は自分を維持しているのだと改めて思いました。

 

脳科学者の茂木健一郎さんのテレビでの話。

偉い人が新幹線で販売員さんからお弁当などの購入を

すべて付き人にやらせている光景を見て

「かわいそうに。あれでは脳が退化してしまう。」

と・・・心配したそうですが、

なるほどなぁ・・と実感します。

 

WHOが新型コロナの危険性の低下を発表する中、

ファイザーがワクチンのCMをしています。

行列だったワクチン重要も

今では賞味期限切れで焦っている感があるのかも知れません。

 

雨がすごいです。

世間では明日と明後日まで連休なのに

もったいない・・・・。

 

自分は、社会復帰にがんばります。

5月のお休み

いつもありがとうございます。

5月1日~5月5日

連休であります。

と・・・言っても、

自分は店舗にいる可能性が高いですが・・・・。

5月の他のお休みは木曜日です。

第二水曜日と第三日曜日は営業です。

そこも休むと仕事時間不足で

たぶん、致死状態になります・・・・。

 

よろしくお願いいたします。

トライブレコーダー

運転中はラジオです。

音楽では無く、情報が楽しく、

広島では、ほぼRCC(中国放送)です。

そのAMラジオでの通販番組で

ドライブレコーダーが案内されていました。

フロントとリアに装着するタイプで

とても低価格で紹介されていましたが、

最初に思ったのは「取り付け」です。

 

ドライブレコーダーは、

カメラ本体を前後のガラスに付属の両面テープで貼り付けますが

ガラス側に油脂が残っていると粘着力が低下し、

走行中にカメラが脱落する事もありますので

まずはしっかり脱脂。

装着後、リアカメラからはフロントカメラまで配線ですが、

これがなかなか大変です。

セダンのようなリアガラスの位置が室内ルーフと動かない状態ですと

比較的簡単ですが、

それでも内装の一部を取り外し配線を通す作業が必要で、

これが、リアドアが開くワゴン等では、

カメラの配線の通し方に思案が必要です。

配線が見えても大丈夫なお気軽な方法であれば簡単でも、

リアハッチには、ブレーキライトやリアワイパー等の

電気で動作する部品のために配線が通るゴムパイプの経路があり、

この中を通すのが、違和感がなく美しいのですが、

そこそこ慣れていないと難しい作業で、

フロントカメラまでの配線も意外と時間がかかります。

フロントカメラからは、

キーオンでプラスのIG電源、キーに関係なくプラスの常時電源、

そしてアースが必要ですが、

電気配線を接続させる箇所の選定や

それに関わるヒューズのアンペア数の確認、

配線を見えないようの通すコースの選定

故障診断カプラーからの専用アダプターがあれば比較的楽ですが

通販番組では、それらの説明は含まれていませんでした。

 

ドライブレコーダーには、

夜間の撮影能力、

フロントカメラの撮影可能な角度など

注視するところもあり、

これで購入した人が

自らが取り付け、配線まで全部できるのであれば良いのですが

逆に高額にならないか・・・心配になりました。

 

通販と言えば・・・

最近、テレビで観たアレ、

 

夢グループ 夢ポータブル多機能プレーヤーCM – YouTube

 

「DVD」を「デーブイデー」と発音する社長さん

アシスタントの女性も最高です。

夢グループ

いずれはジャパネット超え?

最高です!

言葉

木曜日は定休日ですが、搬送とか経理とか

気がついたら金曜日になっている事も

そのまま帰宅せず、お店に常駐する事も多く、

明らかに帰宅の時間の割合が減少しています。

たまに家に戻ると

次男の背が伸びているのに驚き、

その後、テレビを観ながら魂が抜けて廃人化、

10時間以上、明るい時間に寝てしまったり・・・。

せっかくの自宅なのに、もったいない事をしています。

それでも、家が休める場所であるのは

良い事に違いありませんが、

自宅での自分は「ほぼ寝ているだけの人」です。

 

それでも先日の木曜日

私用で東広島方面に出かけました。

(家にいると寝るので・・・・)

ちょうど選挙期間、

住宅街を選挙カーが走っていました。

 

立候補者のアピールをする女性の声が、

閑静な住宅街に響き渡っていました。

 

「ここにわざわざ住まわれている皆様・・・」

 

候補者をスマホで調べてみると

過去に8回連続当選しているようですが・・・・

 

「わざわざ」が気になりました。

「わざわざ」は、

普通はやらない何かを行った相手に対して感謝する言葉ですが

相手の行為の過度さや間違いを否定する使い方もあります。

「わざわざ出向いて頂いて感謝します」

は、感謝での使い方。

「わざわざ動かなくても良かったのに・・・」

は、否定の意味での使い方です。

 

選挙カーの「わざわざ住む」はどちらでしょう?

もちろん、

地域住民を否定する言葉を発するわけはありませんが、

現職の市議として

その土地に住んで住民税などの納税を行っている人への感謝で

「わざわざ」を使ったとしても、

微妙な意味を残しそうな「わざわざ」は

自分なら外すなぁ・・・と思っているところへ、

 

「ここに生涯暮らすと決めた皆様・・・」

 

家を建てた決心をリスペクトした気持ちでの言葉とは思いますが

実はもっと違う場所での希望を

予算等の事情から変更してのその場所だったとしたら

「生涯暮らすと決めた」背景には、

残念で悔しい想いもありそうで、

勝手に決めないで! と・・・・思われるかも知れません。

2つを合体させると

「わざわざ生涯暮らす」で、さらに微妙です。

 

自分がそう感じただけで、

これは聞く側それぞれの感じ方の問題ですが、

雄弁に軽快にマイクを片手に話す女性は、

その仕事を引き受けた経緯や

その話し方から、

自分の弁論に自信があるのでしょう。

ですが、言葉選びが下手な人が

それが得意と自己評価し、

加えて言葉数が多い場合、

地雷をばらまくのと似ています。

違和感を覚えた短い時間でした。

言葉って難しいです。

ダイナモ

自動車にはエンジンのパワーを使って電気を作る発電機が装着されています。

「オルタネーター」と呼ばれる部品です。

作られた電気はバッテリーに貯められ、

車輛で使われます。

充電器は「ダイナモ」と呼ばれていた時代もあります。

「オルタネーター」=「ダイナモ」で

同じ充電器と考えられている事が多いのですが、

実は構造が異なっています。

 

ダイナモは直流発電機です。

直流とは、乾電池やバッテリーと同じで、

プラスとマイナスの位置が決まっている電気です。

 

電気工作が大好きだった小学生の頃、

その頃に見た本に直流発電機の構造が載っていたのですが

見れば見るほどにモーターで、

「モーターと発電機って何が違う?」と悩み

もしかしてモーターの軸を別のモーターで回したら電気が出るとか・・・

早速、実験で手持ちのモーター二つをゴムパイプでつなぎ、

一つのモーターの配線に電球を接続し、

もう一つのモーターの配線に乾電池を接続して回転させると、

電球が光りました!

鮮明に覚えているこの期待通りの出来事での感動です!

 

「お・・・おれ・・・・すごい・・・!」 (GTドライバー 風)

 

直流発電機と直流モーターは基本構造は同じで

コイルが磁石の中で移動し、

磁力から電気が発生するシステムで

これが、「ダイナモ」です。

 

コイルは流れている電気が変化したり切れたりした場合

磁力の変化を抑えようとする逆の磁力が

逆向きの電気を作る現象が発生します。

3つのコイルの中央を磁石が回転する発電機では、

プラスとマイナスの電気×3が入れ替わりながら流る三相交流に

コイル内部での磁力の変化による増幅効果も加わり、

単純な直流発電機よりも効率的な発電で、接点の構造も頑丈です。

しかし、自動車が使う電気は交流では不都合のため

ダイオードという一定の方向にだけ電気が流れる半導体を使い

自動車で使える電気に変えますが、

この発電のシステムが「オルタネーター」です。

 

たぶん・・・

最近の整備士さんは「ダイナモ」を知らない人が多いかも知れません。

「ダイナモ」を知っている人でも

「オルタネーター」と同じ意味で使っている人も多いかも知れません。

どちらも発電機には間違いなく

間違って使っても何の問題も発生しないと思われますが、

そのような違いがあったりします。

 

 

 

 

ER34

購入したばかりのER34の不調修理のお問い合わせで、

先日より岡山県からお預りしていますが、

どこまで不調か分からないほど不調でした・・・・。

外観からの判断が難しいため

不調を確認するためにエンジンを降し、

さらに大量の不調が見つかりました・・・・。

確認のためのエンジン降しに同意がもらえて助かりました。

明らかな異音やオイル漏れなどが無い場合、

上部外観からの判断には限界があり、

予想先行で作業が進まず

結果、エンジンを降して・・・に至るケースが多いです。

 

そして昨日、エンジンが再始動し、

問題なければやっとお返しできそうです。

 

修理以外の性能アップのご相談もあり

エアフロはR35用に変更、

セッティングが必要ですが、

ER34は、

BNR32、BCNR33、BNR34とは違い

R35への移行の傾向が強い車両で

例えば、インジェクターはR35と形状は同じ、

しかし、エアフロはRB26系、

コンピューターのカプラーはR35に似て、

品番によってプログラムの内容が異なる事から

都度、進化変更した可能性があり、

セットアップには繊細な対応が必要になる箇所が多いです。

 

時間がかかってしまったのはカムシャフトです。

純正から交換後、

カムが作動していない時のクリアランス調整では、

シルビアのSR20DETエンジンのような

ラッシュアジャスターという油圧で自動的に調整ができてしまう構造に対し

個別に調整を行うシム式です。

カムとの隙間にシム(金属のプレート)が入るのですが、

隙間が大きければ厚いシムに変更

隙間が小さければ薄いシムに変更して

適正な距離に設定します。

シムです。 ↓

日産の純正部品で1/50mm刻みのサイズで設定があるのですが、

二つの問題の対処にいつも困っています。

問題その1は、欠品が多く、納期未定等で作業が待機状態になる事、

問題その2は、記載されているサイズと実寸との誤差が大きい事です。

欠品については、実は対策があり、

実はこのシム、スバルでも設定があり、流用が可能です。

そして、誤差は、スバルも同様ですが、

あくまでこちらの経験則では、

日産が-0.02

スバルが-0.01です。

つまり、2.00が必要な場合は、

日産では、

1.98を注文すると2.00の可能性が高く

スバルでは、

1.99を注文すれば良い事になりますが、

稀にぴったりだったり、

微妙に厚い場合もあり、「運」も重要です。

 

ER34でシム調整を行う際の参考になるかも知れないので

表を記載してみます。

誤記等、すみません、個人的に使用している表で

責任持てませんので、ご参考程度に・・・・。

参考にする人がいれば・・・ですが・・・。

 

 

シム厚 スバル シム厚 日産
1.88 13218AC060
1.90 13218AC070
1.92 13218AC080
1.94 13218AC090
1.96 13218AC100
1.98 13218AC110
2.00 13218AC120
2.02 13218AC130
2.04 13218AC140
2.06 13218AC150
2.08 13218AC160
2.10 13218AC170
2.12 13218AC180 2.12 13229-AA000
2.14 13218AC190 2.14 13229-AA001
2.16 13218AC200 2.16 13229-AA002
2.18 13218AC210 2.18 13229-AA003
2.20 13218AC220 2.20 13229-AA004
2.22 13218AC230 2.22 13229-AA005
2.23 13218AE000
2.24 13218AC240 2.24 13229-AA006
2.25 13218AE010
2.26 13218AC250 2.26 13229-AA007
2.27 13218AE020
2.28 13218AC260 2.28 13229-AA008
2.29 13218AE030
2.30 13218AC270 2.30 13229-AA009
2.31 13218AE040
2.32 13218AC280 2.32 13229-AA010
2.33 13218AC290
2.34 13218AC300 2.34 13229-AA011
2.35 13218AC310
2.36 13218AC320 2.36 13229-AA012
2.37 13218AC330
2.38 13218AC340 2.38 13229-AA013
2.39 13218AC350
2.40 13218AC360 2.40 13229-AA014
2.41 13218AC370
2.42 13218AC380 2.42 13229-AA015
2.43 13218AC390
2.44 13218AC400 2.44 13229-AA016
2.45 13218AC410
2.46 13218AC420 2.46 13229-AA017
2.47 13218AC430
2.48 13218AC440 2.48 13229-AA018
2.49 13218AC450
2.50 13218AC460 2.50 13229-AA019
2.51 13218AC470
2.52 13218AC480 2.52 13229-AA020
2.53 13218AC490
2.54 13218AC500 2.54 13229-AA021
2.55 13218AC510
2.56 13218AC520 2.56 13229-AA022
2.57 13218AC530
2.58 13218AC540 2.58 13229-AA023
2.59 13218AC550
2.60 13218AC560 2.60 13229-AA024
2.61 13218AC570
2.62 13218AC580 2.62 13229-AA060
2.63 13218AC590
2.64 13218AC600 2.64 13229-AA061
2.65 13218AC610
2.66 13218AC620 2.66 13229-AA062
2.67 13218AC630
2.68 13218AC640 2.68 13229-AA063
2.69 13218AC650
2.70 13218AC660 2.70 13229-AA064
2.71 13218AE050
2.72 13218AC670 2.72 13229-AA065
2.73 13218AE060
2.74 13218AC680 2.74 13229-AA066
2.75 13218AE070
2.76 13218AC690 2.76 13229-AA067
2.77 13218AE080
2.78 13218AC700
2.79 13218AE090
2.80 13218AC710
2.81 13218AE100
2.82 13218AC720
2.84 13218AC730
2.86 13218AC740
2.88 13218AC750
2.90 13218AC760
2.92 13218AC770
2.94 13218AC780
2.96 13218AC790
2.98 13218AC800
3.00 13218AC810
3.02 13218AC820
3.04 13218AC830
3.06 13218AC840
3.08 13218AC850
3.10 13218AC860
3.12 13218AC870
3.14 13218AC880

 

アテーサE-TS 7

アテーサE-TSの圧力スイッチを

キーエンス製の圧力センサーに変更し

純正のシステムが正常に動く事は確認できたのですが

大きな問題は、キーエンス製のシステムの価格です。

高いのです・・・・。

キーエンス製のシステムには、

今回、使用したコンパレーター以外に

大きな工場で使用するための情報伝達、

2つ以上の圧力制御、温度管理などの回路を有し

実は今回の使い方は実にもったいない内容になっています。

できるなら必要な回路だけを抜粋し

シンプルに作動できるようにできれば、

より安くできるかも知れません。

 

現在、進めています。

新たな進捗などありましたら、

ご紹介させて頂きます・・・。

 

実はすでに2台、修理待ちで、

早期実現は理想です。

こちらでも頻度が高い案件ですので

全国的にはもっと多い気がします。

もう少しです。

速度取り締まり MSSS

速度取り締まりでは、

光電管式や、最近ではレーザー式もありますが、

昔からのレーダー方式は相変わらずメジャーです。

 

救急車が近づく時と

通り過ぎ離れる時では、

サイレンの「ピーポーピーポー」が

「ピーーーーポーーーーピーーーーポーーーーー」に、

間隔が延び、低音化するのは、

音波が速度の影響を受ける「ドップラー効果」が理由です。

空気の振動による波が「音波」

電磁波の振動による波が「電波」

同じ波である事から、

どちらにも同様のドップラー効果が発生し、

固定された物体に波が衝突した時には

同じ周波数で反射されますが、

動いている物体に反射し発生する変化は、

速度取り締まりでの測定に利用されています。

戻った電波の周波数が正確に変化する事から、

周波数によって速度が逆算できるわけです。

 

数十年前、

初めてレーダー探知機を見たのは

ホリデーオートという雑誌の広告だったと思うのですが

(その頃はネットとか無かったし・・・・)

商品名にXKというアルファベットの二文字がありました。

これは、XバンドとKバンドの2種類の電波の周波数を表しています。

Xバンドは、10.525GHz

Kバンドは、24.100GHz

 

自分の記憶では

当時の電波法の問題で、

Kバンドは日本の速度取り締まりには使えず、

探知機にどちらも受信できる機能があったとしても

Kバンド受信の性能は、当時、意味が無かったのですが、

Kバンドまで受信できる機能が備わっていた理由は、

アメリカでの速度取り締まりの主流がKバンドであったからです。

もしかすると、当時、この機械の販売元は、

アメリカの製品を輸入し、デザインを変更していたのかも知れません。

使えなかったハズのKバンドですが、いつの頃からか、

日本でも使用可能になったようです。

最近では、MSSSというKバンドの周波数を使った可搬式取締機が登場し、

Kバンドの受信性の真価が発揮される今、

受信の機能を有した探知機がなぜか反応しない・・と

ネットでも話題になっているようです。

可搬式とは、速度取締機を設定測定し、

違反の証拠画像等を揃えた後に郵送で違反案内が届く違反検挙の流れで

現地で車両を停めたり、誘導したり、

運転手と話しながら違反切符を作成したりする手間が無く、

停車のための行動で事故等のトラブルを防げるメリットが警察側に大きく、

最近では、その数が増えているようです。

 

ユーチューブでは、

レーダー探知機のメーカー別テストまでアップされ

こちらも話題になっています。

動画がこちらです。 ↓

移動式オービスMSSS対応レーダー探知機 最新型をズラっと並べて反応対決!ユピテルLS1100 セルスターAR-333 2023年 – YouTube

 

同じ電波の受信機でありながら、

ユピテル製では反応し、セルスター製では無反応。

不思議な現象ですが、

その理由が少し分かってきました。

 

Kバンドは、24.100GHzですが、

実は、

24.050GHz~24.250GHzまでの範囲があり、

アメリカでは、24.100GHzが使われて事から

Kバンド=24.100GHzとして認識されているものの、

新型の可搬式では、24.250GHz付近が設定されているようです。

Kバンド対応でも、周波数が異なり

セルスター製が反応しない理由は、この違いにありそうです。

これは勝手な推測ですが、もしかすると、取締機には、

Kバンドの周波数の幅で調整ができるオプションまであったりして・・・

ユピテルは、発信された周波数を実際に測定したのか・・・

情報網の違いがあるのか、

結果として、ユピテルの開発努力が現状では勝っているのは確かで

その数値を受信可能周波数として設定できたユピテル製と

それが無いセルスター製では、機能差が出るのは当然です。

動画では、セルスター製の探知機がMSSSの真横で反応したのは、

例えばラジオチューナーでも、

放送局の正規の周波数と少し違っても音声が聞こえるのと同じ理由で

最も近づいた電波の力が最大の状態であれば、

受信目標の周波数が元々ずれていても

ギリギリ受信できたと考えると納得できそうです。

 

そのような事情ですのでこの新型のMSSSに対しては

従来のレーダー探知機はまったく無力です。

速度取り締まりでの検挙数が6倍になったと

関東圏の新聞報道を読んだ記憶がありますが、

固定式オービスはGPSを装備したレーダーで無力化され、

レーザー式も探知機が次々と新製品が事前受信を可能にした中、

この機械が威力を発揮している現状がありそうです。

 

少し前に登場したレーザー式の可搬式取締機に比べ、

MSSS取締機の価格は400万円くらい安いらしいです。

重量も軽く、消費電流も小さく、

レーザー式の可搬式取締機を買った警察は、

 

「しまった!もうちょっと待てば良かった!!!」

 

と・・・思っているかも知れません。

 

不確かな情報ではありますが、

北海道、山形、茨城、埼玉、千葉、岐阜、山口、香川では

目撃例があり、

広島も近く導入される噂があります。

 

参考まで・・・

昔々、オービスについて肖像権について裁判が行われ

最高裁では、

「事前に取り締まりを告知しても法定速度を順守しない違反者については

肖像権を超えて撮影をしても合法」

と・・・・判決を出していますが、

その中に、「無人」の一言が入っている事で、

測定場所に人がいる場合には、判例には該当しないとする考え方もありますが、

誰かが、可搬式についても肖像権で裁判を起こし、

判例から無人の文字が無くなった場合の取り締まり側のリスク回避から

「速度違反自動取締中」の看板等が置かれる可能性は高く、

普段は無い場所に

違和感の大きな看板があったら注意するのが無難です。

 

速度違反しなければいいじゃん!

 

そのような正論の前では、

これまでの文章すべてが無力であります。

 

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