2021年の1月
ちょうど1年前ですが、
定休日の木曜、
昼食(くら寿司)後の駐車場までの景色が
何だか紫色でフワフワして
まっすぐに歩いているハズなのに左に寄る感じで、
マスクをしようとした左手が耳の高さまで上がらず
話そうとするとロレツが回らない状態になりました。
左足も痺れた感じで、
「あれ?なにこれ?」
それでも意識はしっかりしていて、
いろいろ考えることも大丈夫で
手のひらを握ったり開いたりもまったく問題なし。
その後、2~3分ほどですべて直ってしまいました。
「さっきのは何だったんだろう?」
でも、まあ、戻ったし・・・と
すべてを忘れて、夜のお酒を考えていたのですが
妻が「病院コール」を連発。
仕方なく、ほぼ嫌々、病院に行きました。
「状態を教えてください。」
診察時間外でしたが、受付の人が丁寧に対応してくれて、
先ほどまでの一連をお伝えすると
看護師さん⇒お医者さん⇒MRI検査⇒入院の流れとなりました。
月末で、取引先へのお支払いを含めた諸々の仕事を考えると
入院とか絶対NGで
「どこかで入院を逃れなくては!」
心の中での拒否反応を発動したのですが
タイミングを逸して病院のベッドへ・・・。
点滴には、
Defiのターボ計みたいな3ウェイのジョイントから
2種類の薬剤のパックが接続され、
一晩中、看護師さんが残量の点検と交換を繰り返していました。
その様子は、神様か天使様に見えました。
それにしても・・・・
つい先ほどまで普通に食事し
夜はお酒のハズだったのに・・・。
なんということでしょう!
しかし、後に分かったのは
脳梗塞は発症から4時間以内での投薬の有無が
とても重要らしいこと。
脳内の血栓を点滴での投薬で溶かすのですが、
4時間を経過すると血流が滞った細胞は壊死を開始し、
強い薬によって脳内出血の可能性が上がり、
細胞のダメージと薬の使用ができないダブルパンチで
後遺症に至る場合が多いそうです。
「時間勝負!」
お医者さんが後にしっかりと説明してくれました。
MRIの検査時には説明の時間すら惜しかったわけです。
おかげ様で、後遺症は全くなく、
当時書いたブログを読んだ長崎県の34GTRの常連さん
MRIの技師さんですが、
彼からは、
「超絶ラッキー!」とメールが届きました。
皆さん・・・
半身が痺れたり、激しい頭痛が続いたら
深夜でも救急車です。
明日の朝・・とか、次のお休み・・・とか、
絶対ダメなのです。
入院中、
しばらくは状況が分からず
とにかく苦痛でした。
健康が保たれた状態では
自由の拘束は本当に大変で、
普段の自由自堕落を実感しました。
そして、当然ですが禁酒状態です。
日々、浴びるほど・・・ではありませんが、
ビールとかワインとか日本酒とか焼酎とか
好き放題だったので
「もしかして、軽度でもアルコール依存症かも?」
そのように自己診断していたのですが、
まったく平気でした。
平気以上に、
アルコール摂取が切られてからは体調が良く、
体がめちゃくちゃ軽いことを実感しました。
お医者さんからは
禁酒の指示はありませんでしたが
「量を控えるように!」と言われ、
控えるくらいなら止めよう!と
以来、飲酒を中止しました。
「酒は百薬の長」という言葉がありますが
あれはたぶん・・・・酒飲みの詭弁ですね。
しかし、お酒を止めて最も辛いのは、
イタメシ屋さんなどの
アルコールが当たり前のお店に行った時です。
これで、一応、経営者なので
食事の店では「良いお客さん」になりたいと欲しています。
売上に貢献し、
雰囲気を壊さず、
店内が満席の様相を示したらさっさと帰る。
特に「売上」については、
お酒が関わる飲食店では
アルコールによって発生する利益は重要です。
「しっかり食べて、しっかり飲む」を基本にしていたのですが、
これができない・・・・。
そのような状況なので
夜の飲食店に行く頻度が下がってしまいました。
アルコール摂取と体調については
先のようなことを実感していますが、
しかし、もし自分の人生がアルコール抜きであったとしたら
これまでの人生の楽しさは半分以下であるのは間違いなく
今の自分はいないでしょう。
テレビCMで、
スリムで美形のタレントさんがビールを飲みながら
「うまいー!」とか
そのようなシーンがありますが
あれ・・・・マジでしょうか?
その体形、
その勢いで飲んで維持されているとすると
多大な運動量をこなしているか
太らない特殊な体質とか・・・。
これから生涯飲まない予定ではないです。
増えに増えた体重を目標まで下げるのに成功したら
ちょっと飲もうと予定しています。
その時が楽しみです。