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日別アーカイブ: 2022年2月9日

お米

新店舗に移転してから

お米をお店で買わなくなりました。

なぜなら・・・

周囲がすべて「田」で、

収穫された新米がすぐに直で購入できるからです。

 

リオの常連さん

お母さんが中華料理店を営んでいるのですが、

そこでは、ご飯のおかわりが自由みたい。

以前は、

お米をお知り合いの農家さんから購入していたそうですが

稲作を止めてしまったらしく

一般のお店での購入も検討される中、

息子さんがご来店の際、

店内に積んであったお米の袋を見て、

「試食したい!」とのことで、

自家用を少しお持ち帰りしてもらいました。

そして、

お母さんと中華料理店で試食の結果、

お店で使うことになりました。

 

実は昨年、

リオ近隣の田んぼでは、

虫によるお米の被害が広がり、

まったく買えない状態になってしまいました。

この地域の農家さんのお話では、

農薬ゼロはどうしても難しいものの、

可能な限り使わない方針で稲作を行うため、

ひとたび虫が広がると抑えられなくなるそうです。

基本的には自家消費のための稲作で、

量よりも安全性が重視です。

そして、余剰分が販売対象になるそうです。

 

その時期、

常連さんのお母さん経営の中華料理屋さんへの供給分も

量が不足してしまったのですが、

やむを得ず、一般で購入のお米を使うと、

顕著に「おかわり」の量が減ってしまったそうです。

経営的には、

「無料のおかわり」は、

量が減った方が利益は増えるはずですが、

お母さんは、がっかりされたそうです。

「料理人」のプライドと「優しさ」ですね。

 

お米の収穫時期を表す「黄金色の田」があります。

風景が目に浮かぶような素晴らしい言葉ですが、

これには、科学的な理由があり、

稲の葉や茎が全力で種子である米に栄養を集中させ

それが完了後に枯れてしまった後、

黄金色になるのですが、

近隣の農家の方の話では、

完全な黄金色になる直前の

微妙に緑が残った頃が美味しいそうです。

しかし、その時期に収穫すると

味は良くても、米粒が少し小さくなってしまい

量が減る事で、販売する際にはコスパが下がるそうです。

 

近隣の皆さんは、

それぞれ、自分の田で、それぞれが選んだ種類のお米を育てるため

米の種類、土、水、育成方法が異なることから、

製作者によって味が違うのも確かで、

出来上がったお米は、好みが分かれるとところですが、

自分の場合は、いろいろな方にお願いして

お米の違いを楽しんでいます。

昨年、虫の害で不作の時期には、

地元でお米を買うことができなくなり、

一般店で購入したのですが、

味の違いと、

そして・・・・価格の違いがショックでした。

値段については、しかし、これは仕方ないですね。

通常、

生産者⇒農協(JA)⇒問屋さん⇒販売店 のルートなので

価格が上がるのは当然です。

最近では、生産者⇒販売店のルートもあるみたいですが、

自分の場合は、

生産者⇒自分 ですので。 (笑)

 

今年は豊作で

逆に少し余っているそうです。

欲しい方、興味のある方、

いらっしゃいましたらご連絡ください。

保管は冷蔵庫で、

さらにこの時期は気温が低いため新米から状態が良いものの

これから気温が上がり始めると

どうしても味が落ちてしまうのだそうで、

美味しい内に新米の倉庫が空になると

気持ちが楽になるのだそうです。

生産者のプライドとお米に対しての気持ちですね。

 

参考まで価格は、

30kgが8000円です。

(大きな一袋で、玄米です)

 

先ほどの中華料理店は、

広島県安芸郡海田町にあります。

「チャイナ秀」という名前です。

いつも元気な笑顔で

竹を割ったような性格の優しいお母さんがいます。

こちらにも

是非、お立ち寄りください。

 

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