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月別アーカイブ: 2022年4月

運動と数式2

雨の中に 馬がたつてゐる

一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる

雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる

馬は草を食べてゐる

 

小学生の頃の教科書にも載っていた詩人の三好達治の文章です。

最近では、ドラマ「ミステリと言う勿れ」でも登場しました。

一昨日の雨は、久々にすごいかったです。

激しく降る雨音を聞くと、

実はこの詩よりも先に思い出すセリフがあります。

 

「だが我々はここに立っている。生物として生きたままだ。」

 

エヴァンゲリオンの碇ゲンドウの言葉です。

セカンドインパクトで生命が存在できない南極で

ロンギヌスの槍を積んだ船の中での会話は

雨が降っても屋内でエアコンという生命維持装置に守られて

濡れずに仕事している自分の環境と重なります。  (笑)

 

三好達治を超える碇ゲンドウ。

5月連休前の仕事にありがたい悲鳴を上げています。

お預りさせて頂いているオーナーの皆様

もうしばし、お待ちくださいませ。

 

中学2年生になった次男にした

自分が小学生の頃の昔話、

「綱引き」と「数学的」について。

 

ジャイアンみたいな同級生がいました。

当時の小学生は、

たぶん今よりもイジメとかひどくて

貧弱だった自分はその対象になりそうだったけど

なぜかジャイアンは自分とは仲が良くて

いろんな話をしていたんだよ。

彼はちょっとしたボディガード的存在で

安泰な小学生ライフを送っていたんだ。

そして、運動会が近いある日、

隣のクラスとの綱引きで勝つため相談があった。

その頃は子供の人口が多くて

それぞれの学年に10クラスとかあって

クラス対抗のトーナメント制だったんだけど、

何か理由があったのか・・・

隣のクラスにはどうしても勝ちたかったらしい。

クラスの全員、女子も男子も一緒に綱を引っ張るんだけど

どうみても隣が有利だったんだ。

お相撲さんみたいな子供が3人もいたから。

まともにやったのでは勝てない。

ジャイアンは、クラスの皆を放課後に集めて

タイミングを合わせる練習をしようとしたみたいだけど

綱引きとか興味のないのが大半で、

そこで作戦の相談があったわけ。

正攻法ではまず勝てないので

相手の力を使う方法を考えた。

スタートの号令と同時にまず前進。

当時のルールを明確に覚えていないけど、

確か20秒か30秒後の綱のセンターの印の位置で勝敗が決まったはずで

力いっぱい後に引こうとしている押される想定がない人には

この作戦は間違いなく成功するはず。

クラスの皆に提案すると

面白がって、ほぼ全員が放課後に残ってくれて

10分程度の説明で準備は終了。

だって・・・「号令と同時に前進しましょう」だけだから

とっても簡単です。

そして、運動会当日、

綱引き前のクラスの皆は興奮状態でした。

そして、号令。

全員が走るように前進すると

相手側、特に重たい人たちは自重を支えられず転倒し、

綱にぶら下がった重量物をこちらのクラス全員で引っ張る形になり、

家族が見学しているところまで

たぶん5メートル以上は引っ張ったと思う。

大勝利。

しかし、会場はざわめき、

運動会の翌日、

激怒の表情の担任の先生が

巨人の地ならしのような足音で教室に入って来ました。

 

(続きます)

 

 

 

運動と数式

財布を回収しました。

取引先に搬送した車両内で

助手席の上に普通に置いてありました。

「財布、ありましたよー!」

先方の社長さんからの早朝の電話に心から安堵し引き取りに伺うと

財布は車両の助手席の上、

そのままの状態でした。

なるほどなぁ・・・と思いました。

自分なら車両から回収し、

店舗内のどこかに保管すると思うのですが

貴重品系については、

とにかく現状維持のままにする選択肢は

その方が常識かも知れません。

無防備で楽観的が日常になっている自分からすると

今回の確実性の高い対応には見習うところが多く、

しかし、安穏も捨てがたいところで、

改善の選択肢には迷うところです。

そして・・・財布が発見されたところで、

新たなトラブル、

日常での自分の足としての軽トラックの・・・・

鍵が消えました。

最後に乗ったのは間違いなく自分で、

キーを抜いて、所定のケースに入れたはずなのに

ない・・・・。

記憶が曖昧・・・・。

 

やばいなー、

やばいなー、  (稲川 淳二 風)

 

リオの営業時間は夜10時まで

閉店の頃には

たくさんのカエルが鳴く季節になりました。

この時期のカエルの皆さんは越冬組です。

おたまじゃくしが登場しない今

今年生まれのカエルはいません。

鳴いているのは昨年からのツワモノばかりです。

 

最近も夜はそのまま店に泊まることも多いのですが、

自宅に戻る場合は、ほぼ日付が変わる頃に到着します。

めちゃくちゃな生活の形態ですが

移転後、仕事の数は明らかに増えて

恵まれているなぁ・・・と感謝が多い日常からは、

少しくらい普通から外れても大した問題ではありません。

 

帰宅すると

子供たちが待機している場合が多く、

彼らを夜型に導いているかも知れません。

子供たち・・・と言っても

長男は、先日、大学生になったばかりですっかり大人です。

入学する大学によっては

もしかすると遠くに旅立つ可能性も考えてのですが、

ちょっとした遠距離での通学になり

つまり・・・、高校生の頃と変化の少ない家庭環境が継続されています。

数学が大好きな中学2年生の次男は、

自分が帰宅する際のお土産の夜食を超楽しみするのが通常になり、

玄関のドアを開けると、

 

「ある?」

 

第一声で聞いてきます。  (笑)

その時間から夜中までいろいろな雑談をするので、

恒例・・・

朝、起きられなくなり

原因を作った自分まで叱られます。

 

次男から、

自分が同じ年齢の頃、

どんな子供だったか

特に印象的だった出来事など尋ねられました。

 

「そうだなぁ・・・・」

おとなしい小中学生だったと思うよ。

特に覚えていることと言えば、

中学生の頃は

夏休み早朝のラジオ体操が嫌で

電波を受信できないようにしたことかなぁ・・・。

小学生の頃の方が

先生からの注意は多かったかなぁ・・・。

6年生の時、夏休みの自由研究の宿題で

課題を考えていた時、

小麦粉の貯蔵倉庫が爆発したニュースで、

なぜ小麦粉が爆発するのか・・・

小麦粉を意図的に爆発させるには・・・とか

実験したなぁ・・・・。

小麦粉だけを集めて火をつけてみてもほとんど燃えないし、

不思議で

理由を知りたくて図書館に通い

当時はネットとか無かったからね、

そして、粉になることで燃焼が連鎖する仕組みを知り、

酸素濃度を上げる方法とか

課題のため・・・を理由に理科室から水酸化ナトリウムの使用許可をもらい

電気分解で酸素だけ風船に集めて

水素は勝手に燃えるから混ぜたら実験にならないからね、

そして、工事現場のゴミ箱に捨てられていた塩ビパイプで実験機を作り

校内の隅でテストしたら実験は成功したけど、

爆音で警察とか来たし、

めちゃくちゃ怒られて、

でも、純粋に探求心と向学心からだったことは認めてもらった。

5年生の頃は、

運動会の綱引きで勝つために、

学校が作ったルールを詳しく調べて

変則的に練った作戦で勝ったのに、

職員室に呼ばれてやっぱり怒られた。

「ぼくたちは間違ってない!」と数学的に反論して

火に油で騒ぎが大きくなって

あ、「火に油」の意味分かる?

炎上しているところにエネルギーを注入する例えで、

そして、翌年から綱引きのルールが変更された・・・。

懐かしいなぁ・・・・。

 

次男の目はキラキラと輝き

「綱引きについて詳しく教えて」と言われました。

数学的・・・というところが

特に気になったみたいです。

 

(続きます)

 

 

財布

カバンの中に入れていたはずの財布が消えました。

もしかすると移動中の車の中に落ちたとか・・・。

しかし、探しても発見できず、

財布をカバンから出したのはいつだろう?

と・・・思い起こして嫌な汗が出ました。

 

スーパー・・・・。

 

レジで財布からカードを出して支払いをして

その後で、レジ袋に詰めた際

もしや置き忘れたとか・・・・。

現金はそれほど入ってはいなかったのですが、

免許証やクレジットカード、キャッシュカードが

仲良く同梱されていました。

これは・・・・ヤバイかも・・・・。

 

すぐに、スーパーに電話してみたのですが

残念ながら預かりは無いみたいで、

やったかなぁ・・・と思いました。

その後、仕事をしつつ

財布の中にあったはずの伝票の内容を思い出して

 

あ!

 

そうだ!

スーパーではない!

その後、整備をお願いしていた取引先で

受け取った伝票をたたんで財布に入れた記憶が・・・。

間違いない。

何回か折って、たたんで、小さくして財布に入れた。

スーパーに迷惑かけたなぁ・・・・。

反省しつつ、その後を考えると

カバンと一緒に移動した車の記憶が数台浮かび上がり、

残す一台以外では発見できず、

最後の一台は、

昨日、ボディコートで違う取引先に預かり中で、

先ほど、その会社の社長さんから

 

「財布がありますー!」

 

電話が入りました。

超絶ラッキー!

どのタイミングかで、

カバンかた車内に落ちたのでしょう・・・。

しかし、普段ならめちゃくちゃ焦るはずが

今回は移動経路が限らていて

現金も少なかったので

最悪でもあちこちに紛失届を出せばなんとか・・・とか

なんとなく安易に考えてしまった自分が

以前と違っていて驚きました。

 

うー

 

感情の起伏が減っているかも・・・。

老化か。

老化なんだな。

 

店舗奥の寝泊まりする部屋のフロアに

作業着に貼りついて入ってきたのでしょう。

財布も見つかったし

この種がどんな植物になるのか・・・・

記念に育ててみることにしました。

 

 

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