また、小学生の頃の話です。
廊下の壁に学校だけの新聞・・・・
と言っても
ある程度の小学校への配布品だったような完成度でしたが、
読まない生徒はまったく興味の無いような、
でも、自分はそれが大好きで、
その記事の中に
「雨が降った時、歩くのと走るのとどちらが濡れるか?」
そのようなタイトルがありました。
これ、実は少し前に
谷口君のブログでも同じお題が出ていましたが、
その新聞の回答には
「歩いても走っても同じ」と明記されていました。
雨は空からぶら下がっているすだれのようなものだから
「速度に関係なく体に触れる数は同じ」
そのような理屈でした。
そして、信じました。
以来、雨の日に傘が無い状態でも走らなくなったのですが
数学で「限りなくゼロに近い・・・」の説明の授業の話を聞いて
止まっている状態に近い速度での移動であった場合、
同じ箇所で何とも雨に触れることになり、
つまり走った方が濡れない理屈になるのでは・・・?
1m/hでも、歩いているには違いないですが
ほぼ止まっている状態で
滝に打たれた修行僧みたいなもので
早く立ち去った方が濡れないはずです。
この回答には、
速度範囲による条件変化の定義が必要で、
それを安易に「同じ」と書いた新聞や
それを安易に壁に貼った学校には
重大な責任があるように思います。
あの頃、ずっと信用して歩いていましたから。
誰かにそれを話したような記憶もあり、
相手が事実を知った時には「嘘つき」になりますから
「重大」なのです。
遠い昔の日本の教育のシステムって
デタラメが多かったのかも知れません。
今、似たような出来事があったら、
たぶん誰かがスマホで画像を撮影しSNSで拡散、
「これ正しい?」の話題は広がり
教育の場にそれを提示した著者や関係者は
追い詰められる可能性は高いです。
なにか・・・窮屈な感じはしますが・・・・。