遠い昔、無謀なローンでBNR32(新車)を買った頃、
景気は、ひたすら良くなる一方の想定が
世の中全体に蔓延していたような気がします。
当時、下がる想定をした人は少なかったそうです。
株投資には無関係な自分でしたが、
後に多くの投資家がパニックになった話を
ニュースで何度も観ました。
世の中が浮かれた感じ。
それはお店にとってはありがたい時代でした。
世の中がバブル景気と言われた渦中です。
「バブル」は、経済崩壊後に付けられた名称でした。
土地や株の価格が高騰し、
それらを担保に金融機関が融資を行い、
いろいろな物の「買い」が
多くの物の価格を持ち上げた状態の中では、
実は、土地も株も、
多くの人が同時に売れば価格は下がり、
高値の時の価値は、
最初に売った人にはその通りでも、
出遅れると、融資された物件に高値時の価値は無く、
返済ができない状態に至ると
金融機関も回収不能の大きな負債になります。
大きく見えても中は空洞・・・
「バブル」と命名した人はすごいと思います。
そのバブル期の渦中に登場したBNR32、
高くても売れる時代の象徴だったかも知れません。
そして・・・・、
「完成された車」と期待して購入したものの、
手を入れたくなる箇所が次々と湧きあがり、
高いけどそのままで乗るから後にお金がかからない車・・・・
と・・・そんな希望的な予想は裏切られ
とんでもない出費が続きました。
しかし、あの頃の延長線上に今があるのは確かです。
RB26DETTには、
大きなパワーを求める傾向が強かったのですが
最近では、大事に大事に乗るオーナーさんも多く、
移転前の旧店舗の頃から
低い回転でも扱いやすい調整を目指していました。
その中でも大きな課題は「燃費」です。
(続きます・・・)