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日別アーカイブ: 2023年1月23日

春の兆し

R35エアフロ、コイル、インジェクターを装着した際の

コンピューターの通販について電話でのお問い合わせがありました。

基本的に「送れる物は送りたい!」ですが、

セッティングプログラムだけは難しいです。

理由は、もちろん一台ずつで数値が違うからです。

適当な数値では性能向上が目指せないばかりか、

ケースによってはエンジンにダメージを与える可能性があります。

 

この電話の発信元は東北とのことで、

しばらく前に購入したBNR32には

R35パーツが装着され、

窓には、

ステッカーが貼ってあったそうです。

こちらでセットアップしたスカイランGTRが売却され

東北まで遠路たどり着いたようです。

燃費も予想よりも良く、快調だったらしいのですが、

点検でリフトアップした際、

下回りに多数の錆が発見され、

購入先に相談したところ、

違うスカイラインGTRに交換しましょう!との対応でしたが、

次の車は、ボディの程度は良かったものの

エアフロはノーマルの車輛で

エンジンフィーリングの軽さが無くなってしまい、

そこで、先の電話に至ったそうです。

 

高回転、高ブースト時には、

燃焼室には必要以上のガソリンを投入し

燃焼できなかったガソリンが気化する際に発生する

気化熱を奪う現象を利用し

燃焼室を高熱による金属融解から守っていますが、

ブーストがかかる前の負圧状態や

ブーストが0.2程度くらいまでの低い状態では、

金属に熱ダメージを与える可能性は極めて低く、

その状態では、ガス冷却を発生させないことで、

燃焼温度をできるだけ上げ、

その状況での燃焼速度に合わせた点火時期の設定で

軽く吹き上がり、低い回転で少しでも大きなトルクを得られる

ストリートでは便利な設定が可能です。

しかし、これを実現するためには、

吸気量を的確に数値化できるエアフロセンサーが必須で、

加えて長い通電時間に耐えらえるイグニッションコイルに

プログラムにより意図的に負荷をかけ

燃料の燃え残りをできるだけ減少させ、

同じように正確に燃料を噴射できるインジェクターが必要です。

特に中低速では微妙な調整が必要となるため、

プログラムの通販は不可能になり

残念ながらご対応はできませんでしたが、

走行が難しい不調であれば、

保険会社にもよりますが、こちらでのロードサービスの対応であれば

秋田くらいですと、

追加の搬送料金を抑えてのお引き取りも可能で・・・・。

お伺いしたいなぁ・・・・。

ですが、昨年中に納車が叶わなかった260RSもやっと出来上がり、

納車・・・・と思ったところでの寒波。

広島⇒長野は、このタイミングでは絶対無理です。

原因不明だったエンジン不調の33GTRも、

ハーネスと電位差不良が見つかり、直りそうな方向性が見えて

うーん・・・・

早く冬がどこかに行ってくれないかなぁ・・・と

切に切に思います。

 

春の兆しは、店舗敷地内では見つかってはいるのですが・・・。

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