アテーサE-TSの純正圧力スイッチの代替案としての
同じ圧力で動作する機械式スイッチが見つかれば、
センサーよりも明らかに扱いは簡単です。
交換すれば良いだけですから・・・・。
取り外した純正のセンサーの刻印から
製造している会社は分かったのですが、
見積もり段階で挫折してしまいました。
純正とは数値を異なる純正とは違う仕様で見積もりをお願いしてみたのですが
日産の純正部品と「似た内容」だったからでしょうか・・・、
代理店を入れて問い合わせでのレスポンスが遅く、
ついには音信不通になりました。 (笑)
確かに、日産の立場であれば
そのような「似た物」を製作を依頼した会社が
違うルートから販売供給する流れは認めるのは難しいハズです。
でも、「世界のどこかに、似たスイッチがあるはず・・・」
インターネットで検索すれば・・・・と、根気強く探し、
扱っていそうな会社や代理店にメールを送り、
やっと該当品が入手できそうな空気感が出てきたところで
「大きな最低オーダー数」と「高額な価格」と「約1年の納期」の回答がありました。
元々、安価での修理を目指していたので
日産の通常ルートでの修理と手間と金額が変わらないのでは
意味がありません。
新たな機械式のスイッチを探すと同時に
並行して検討したセンサー方式ですが、
純正スイッチが装着されている位置が狭く、
泥や湿度が舞う環境に耐える内容では、
数値では条件をクリアした製品が見つかっても
「大きさと使用環境で装着不可」の結論に至り迷走しました。
圧力センサーで検索すると
何度も登場したのがこの製品です。
工場の配管途中に設置し、
圧力や温度を管理しながら、
異常値を測定した際には中央制御室に伝える類の製品・・・。
「形的に違う、絶対使えないなぁ・・・・」
見た瞬間に候補リストから外しました。
希望としては
純正スイッチと似た大きさのセンサー
使えそうな数点を見つけたのですが、
リアデフの上にあるため、
雨や湿気、汚れが多い環境下での全天候タイプが条件で
取り付けできるスペースが狭いため
細めの円筒形が望ましく
直径が大きすぎるセンサーでも、
長いジョイント等を入れて場所を移動する方法も考えたのですが、
テコの原理が発生し、
取り付け部に振動等を合わせて応力によるダメージを与える可能性があり
次々と断念。
探している過程で、最も驚いた「ほぼ事件」だったのは、
「おおお!いいの、あるじゃん!」と数値的には使えるセンサーを見つけ
画像にあるセンサー側面の刻印から国内の有名メーカー品と判明し、
早速、その会社に電話してみると
しばらく前に製造を中止したとの事で、
「じゃあ、この画像の製品はなに?」と電話で問い合わせてみると
同じ検索でネット上で確認した後の回答は、
「そっくりですが、当社のセンサーでは無いようです。」でした。
つまり、どこかの国の偽物。
逆にアテーサのモーター関係を破損する可能性すらありそうです。
そして、2年間経過した後、
スイッチ、センサーともに該当品が見つからず、
完成からは遠い状態でした。
あきらめの気持ちが大きくなった頃、
該当のスイッチ、センサーを入手するために
工業製品の知識が多い鉄工所の社長さんから、
「キーエンスの部品を使えば?」と連絡がありました。
(株)キーエンスとは、
東証に上場されている大企業、
あらゆる工業製品に携わり、
アメリカにまで支社があるすごい会社ですが、
そして、その該当製品として勧められたのが
これ・・・・
↓
・・・・・
これは・・・・違う気が・・・・・
(続きます・・・・)