キーエンス製のセンサーをBNR32に装着し、
正常に作動する確認作業です。
↑工場の配管に装着されたセンサーの画像ですが、
これを使用します。
リアデフの上部
アテーサの圧力スイッチ部分。
↑一番右の・・・
配線が2本接続されているのが圧力スイッチです。
分かりにくいので黄色の〇で囲んで・・・・・
この部品が日産から販売されていれば問題ないのですが、
最初からアテーサのセットでの販売なのか、
生産中止になったのか、不明ですが、
とにかく、入手不能状態です。
そこで、代替策での作業がキーエンス流用です。
黄色〇の圧力スイッチを外すと、ネジ穴があります。
ここにアキュムレーターが確保する油圧と並列関係にあり、
そこにステンメッシュの配線を接続します。
画像を・・・・
画像を撮影するのをすっかり忘れてしまいました・・・・。
配管をトランクルーム内に装着したキーエンスのセンサーに接続。
トランクの左側面、
パンタジャッキが固定されている横です。
このセンサーから、アテーサE-TSの制御ユニットの
圧力センサー、電源等のカプラーへ配線します。
作動は純正と同じ、
アキュムレーターの圧力が2.8Mpaを切ったタイミングで
モーターが作動を開始し、
3.8Mpaを超えるとモーターを停止、
常時、2.8Mpa~3.8Mpaの圧力をキープし
センタートランスファーのクラッチシステムに
ソレノイドの調整で圧力をかけることができる状態にします。
早速ですが、動画を撮影してみました。
2.80Mpaに下がったところでモーターに動力が入り
3.80Mpaを超えてモーターの電源がオフ。
少し超えて上の数値になった後、
目標値を目指す様子です。
↓
撮影が下手で・・・・
ですが、確認できました。
キーエンスのシステムと、
純正のアテーサE-TSは接続が可能です。
そして、
2.8Mpa→3.8Mpaの加圧時間の短さが分かります。
目標値に達するには約1秒、
調整完了まで数秒です。
システムの装着により
例えばこのBNR32では、
アテーサのモーターとソレノイドは
正常であると判断できます。
短時間での圧力回復と
キーエンスのセンサーと連動したソレノイドが
的確に圧力を調整しているからです。
キーエンスのシステムは、
ヒステリシスの調整、
圧力の上と下の変更が安易です。
情報では、
BNR32が大活躍したレース、グループAでは、
この上の数値を7.0まで上げ
フロントタイヤの駆動をより顕著にしていたとか・・・・。
しかし、大きな圧力はシステムに負担をかけてしまうリスクがあり、
あくまで純正の状態への回復が目的ですので
この数値で進めることで決めました。
しかし・・・・
大問題は、キーエンス製のこのセンサーがあまりに高額であることです。
これを解決する必要があります。
(続きます)