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日別アーカイブ: 2023年8月5日

アテーサE-TS 修理 3

キーエンス製のスイッチシステムで

純正のアテーサE-TSが正常に動作した事から

同様の電子部品も使える可能性が高くなりました。

このような圧力制御を行うコンパレーターと呼ばれる回路を

独自に製作できれば、

キーエンスの製品から必要な性能だけを抜き出し

価格を抑えられそうです。

コンパレーターを制御するためのオペアンプ

↑このような半導体、これがエライのです。

ですが・・・

自分の回路製作のレベルは低く・・・・

簡単な回路図は書けても

それをたくさん生産するには無謀と勇気が必要です。

コンパレーターとかオペアンプとかヒステリシスとか

その関係に詳しい人・・・・

的確にアドバイスくれる人・・・・

誰か・・・・

身近にいないかと・・・・

 

そして・・・・

一名様が浮かび即電話!

 

「お尋ねするのですが・・・」

「なんでしょう?」

「コンパレーターって分かりますか?」

「え?分かりますよ。オペアンプ使うやつでしょ?」

「おーーー!そうです!!!」

「それがどうしましたか?」

「圧力制御のスイッチ回路を作りたいのです。特定の圧力間でオンオフするような・・」

「ヒステリシスって言うんですよ。それ。」

「うおーーー!!!その回路って詳しいですか?」

「会話の内容だけだったら、ちょっと知ってる人なら誰でもできますよ。」

 

できる人あるある。

高い能力でも知識でも

「誰でもできますよ」と言ってしまうのです。

簡単だと思うから、出し惜しみも無く、

説明も明快。

これは・・・超ラッキーかも・・・・。

そして、急速に作業が進みました。

ありがたやありがたや・・・・。

 

(続きます)

アテーサE-TS 修理 2

アテーサET-Sの純正スイッチについて

オイルが漏れていない状態、

外観からは正常に見えるスイッチでも

作動圧力のズレなどが発生している個体はありそうな予感から、

検査する機械を作ってみました。

「作ってみました・・」と言うと技術や知識がありそうですが

キーエンス製のシステムの使用も含めて

お世話になっていた鉄工所の社長さんへの

恒例の全面的他力本願です!

画像の右下、

紙の上の部分が純正のスイッチです。

下側のメーターは不調で、

上側のメーターが圧力を正しく表示しています。

現在は圧力ゼロの状態です。

レバーで加圧するタイプで

圧力はメーターに表示されるのですが、

目標の圧力に達する前に

奇怪な現象が発生しました。

↑これ・・・

分かりますでしょうか?

配線の先端部分、

本来はこの箇所は配線のままコンピューターまで続いているのですが、

今回、センサー交換のために切った配線の

金属部分から加圧テスト用の液体がしみ出しました・・・。

1Mpsを少し上回った圧力ですが、

この箇所からの液漏れは想定外で

製造の年月や距離から

BNR32の圧力スイッチの多くで

「漏れ」は無くても、正常でない状態は多いかも知れません。

 

参考まで、ONとOFFの圧力テストも行ったのですが、

0.8MpsでOFF制御が入りました。

つまり、アキュムレーター内部には1Mps以下の油圧しか確保されず

この圧力ではソレノイドが作動し

フロントタイヤのトルクメーターが大きく動いても

フロントタイヤには、小さな駆動しか入っていない事になります。

 

BNR32では、

フロントタイヤの駆動で前方に引っ張り

リアタイヤのトラクションを上げる動きをするところを

FRのようなテールスライドを簡単に発生させる車両では、

フロントタイヤのトルクメーターは動いていても

実はほぼFR・・・のようなケースは多いかも知れません。

 

(続きます)

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