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キーエンス製のスイッチシステムで
純正のアテーサE-TSが正常に動作した事から
同様の電子部品も使える可能性が高くなりました。
このような圧力制御を行うコンパレーターと呼ばれる回路を
独自に製作できれば、
キーエンスの製品から必要な性能だけを抜き出し
価格を抑えられそうです。
コンパレーターを制御するためのオペアンプ
↑このような半導体、これがエライのです。
ですが・・・
自分の回路製作のレベルは低く・・・・
簡単な回路図は書けても
それをたくさん生産するには無謀と勇気が必要です。
コンパレーターとかオペアンプとかヒステリシスとか
その関係に詳しい人・・・・
的確にアドバイスくれる人・・・・
誰か・・・・
身近にいないかと・・・・
そして・・・・
一名様が浮かび即電話!
「お尋ねするのですが・・・」
「なんでしょう?」
「コンパレーターって分かりますか?」
「え?分かりますよ。オペアンプ使うやつでしょ?」
「おーーー!そうです!!!」
「それがどうしましたか?」
「圧力制御のスイッチ回路を作りたいのです。特定の圧力間でオンオフするような・・」
「ヒステリシスって言うんですよ。それ。」
「うおーーー!!!その回路って詳しいですか?」
「会話の内容だけだったら、ちょっと知ってる人なら誰でもできますよ。」
できる人あるある。
高い能力でも知識でも
「誰でもできますよ」と言ってしまうのです。
簡単だと思うから、出し惜しみも無く、
説明も明快。
これは・・・超ラッキーかも・・・・。
そして、急速に作業が進みました。
ありがたやありがたや・・・・。
(続きます)
アテーサET-Sの純正スイッチについて
オイルが漏れていない状態、
外観からは正常に見えるスイッチでも
作動圧力のズレなどが発生している個体はありそうな予感から、
検査する機械を作ってみました。
「作ってみました・・」と言うと技術や知識がありそうですが
キーエンス製のシステムの使用も含めて
お世話になっていた鉄工所の社長さんへの
恒例の全面的他力本願です!
画像の右下、
紙の上の部分が純正のスイッチです。
下側のメーターは不調で、
上側のメーターが圧力を正しく表示しています。
現在は圧力ゼロの状態です。
レバーで加圧するタイプで
圧力はメーターに表示されるのですが、
目標の圧力に達する前に
奇怪な現象が発生しました。
↑これ・・・
分かりますでしょうか?
配線の先端部分、
本来はこの箇所は配線のままコンピューターまで続いているのですが、
今回、センサー交換のために切った配線の
金属部分から加圧テスト用の液体がしみ出しました・・・。
1Mpsを少し上回った圧力ですが、
この箇所からの液漏れは想定外で
製造の年月や距離から
BNR32の圧力スイッチの多くで
「漏れ」は無くても、正常でない状態は多いかも知れません。
参考まで、ONとOFFの圧力テストも行ったのですが、
0.8MpsでOFF制御が入りました。
つまり、アキュムレーター内部には1Mps以下の油圧しか確保されず
この圧力ではソレノイドが作動し
フロントタイヤのトルクメーターが大きく動いても
フロントタイヤには、小さな駆動しか入っていない事になります。
BNR32では、
フロントタイヤの駆動で前方に引っ張り
リアタイヤのトラクションを上げる動きをするところを
FRのようなテールスライドを簡単に発生させる車両では、
フロントタイヤのトルクメーターは動いていても
実はほぼFR・・・のようなケースは多いかも知れません。
(続きます)