約2年前の脳梗塞では、
3分くらいで症状がおさまったので
常連のお医者さんに
「プチ脳梗塞」と表現したところ激叱られました。
回転寿司店からドアを開けて外に出るあたりから
景色に赤色が混ざり
何かフワフワする感じでまっすぐに歩けず
左手と左足にしびれがあり
会話に支障が出ました。
「ろれつがまわらない」という症状です。
しかし、自動車の助手席で3分くらい経ったところで症状は改善し
10分後には車から降りて走れるようになりましたが
病院で検査したところ即入院の扱い
ほぼ強制でした。
お医者さんからの説明で後に知ったのは
発症から4時間以内がとても重要である事です。
血管が詰まり血液が個々の細胞に届かない場合
約4時間でダメージが始まり
後に血流が回復しても障害が残ってしまう確率が上がり
初期の対応の早さは重要で、
そのための強制即日入院だったわけです。
それらしい症状があるのに、
「明日、病院に行こう!」とか「次の休みに行こう!」では
そこからの時間に大きな違いを作る可能性があります。
以来、定期的な検査は続いていますが
普通に順調な日常に感謝です。
お医者さんからは、
「とにかく水分を摂取してください!」と
何度も何度も言われています。
体内の水分量が減ってしまうと
血液の質が悪化し、流れのスムーズさの悪さに加えて
血管の内壁にダメージを与え
赤血球や血小板が固まり血管を詰まらせるリスクが上がります。
そのため、発汗の多い夏は
脳梗塞で病院に搬送される患者さんが増えるそうです。
体内の水分量が不足している症状として、
入院後、点滴を行い、水分補給を行っても
患者さんがトイレに行かない状態では、
その後、何度も点滴を続けてやっと尿意が発生するようなケースでは、
水分不足の可能性が高いそうです。
高齢者の場合、夜、トイレに行きたくなるのを抑えるため
水を飲むのを我慢する人が多いらしく、
体にはとても良くない習慣だそうです。
ですが、「水分」と言ってもカフェインやアルコールが含まれるものは
逆に脱水症状を発生し、補給にはならないため、
ビールで渇きを・・・とかは爽快ですがNGです。
カフェインの入ったコーヒーやお茶も同様ですが、
「麦茶」だけは例外で、
麦茶は、麦風味麦味の水で、カフェインがゼロだからです。
お医者さんのお話では、
喉が渇いたと感じた時は、すでに体内では水分不足が始まり、
慌てて水を飲んでも、良い状態に至るまで数時間はかかるそうです。
思い起こせば遠い昔の小学校の頃、
遠足では飲み水が制限されていました。
「水筒で持ってきた水以外は飲んでいけない」
先生に厳しく言われ、
どうしても喉が渇いた場合の対処法として
「氷砂糖や梅干しを口に入れると良い」と教えてもらいましたが、
塩分やアミノ酸の補給の意味はありそうでも
熱中症や脱水症状で不調に至る生徒は多く、
そして、そのような子供たちに、
「弱いなぁ・・・」と言い放つ先生が多く野蛮な時代でした。
今では、授業中でも水分補給は認められ
武術の世界、合氣道の道場でも、
定期的に水を飲むように入れるほど
ケアが優しい時代になったなぁ・・・と実感します。
水分を摂りましょう! というお話でした。