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アテーサE-TS 修理 5

↑完成品です。

価格は、工賃と税込み¥107,800です。

キーエンスのような調整機能や

フルードの温度表示は無いですが、

抑えに抑えた内容です。

BNR32での装着画像です。 ↓

これで、

壊れやすいのに入手できない純正スイッチ

↑これが壊れても修理できるようになりました。

 

メーターに4WDの警告灯が点灯し、

トランクルーム内のユニットのLEDライトの点滅が・・・

このユニットに丸い窓があります。

↑動画のように、LEDが18回連続で点灯したら

ほぼ圧力スイッチの故障と判断できます。

 

この電子化のセットですが、

取り付けの難易度が比較的高く、

部品だけの販売は行っていないです。

ですが、純正スイッチからフルード漏れが発生している際には、

任意保険のロードサービスの対象になる可能性もあり

まとめてご連絡ください。

 

(おわりです)

アテーサE-TS 修理 4

回路についての注意点。

自動車用の半導体や抵抗、コンデンサーの使用

(振動や熱に対しての高い耐久性)

 

不安定な自動車の電圧への対応

(エンジン回転数での電圧変化や他の機器の電気使用による影響)

 

リレーを使わない

(接点のあるリレーは大電流には強いのですが機械部分の消耗があります)

 

発熱を最大限に抑える

(熱による電子機器の消耗対策と、電力の節約の効果があります)

 

回路については方向性が決まったのですが、

困ったのがセンサーです。

目標とする圧力をできるだけ狭くカバーする規格で、

湿度や汚れへの強さは必須です。

もし屋内用のカプラーや

接点に防水施工の無いタイプのスイッチやセンサーを

純正位置で使用した際には、

たぶん、短期間での破損が考えられるため、

キーエンスと同様にトランクルーム内であったとしても

エンジンルーム内で使えるくらいの耐久性が欲しいところです。

ですが、後に

海外メーカーのパワーステアリングのセンサーの流用の手段が見つかり

先の回路と合わせての試作品ができました。

オシログラフによるテストもOKです。

スタートの構想から約3年が経過しています。

そして・・・

ダイソーで買った100円ボックス内に鎮座する試作回路。

(夏休みの宿題 風)

(続きます)

 

アテーサE-TS 修理 3

キーエンス製のスイッチシステムで

純正のアテーサE-TSが正常に動作した事から

同様の電子部品も使える可能性が高くなりました。

このような圧力制御を行うコンパレーターと呼ばれる回路を

独自に製作できれば、

キーエンスの製品から必要な性能だけを抜き出し

価格を抑えられそうです。

コンパレーターを制御するためのオペアンプ

↑このような半導体、これがエライのです。

ですが・・・

自分の回路製作のレベルは低く・・・・

簡単な回路図は書けても

それをたくさん生産するには無謀と勇気が必要です。

コンパレーターとかオペアンプとかヒステリシスとか

その関係に詳しい人・・・・

的確にアドバイスくれる人・・・・

誰か・・・・

身近にいないかと・・・・

 

そして・・・・

一名様が浮かび即電話!

 

「お尋ねするのですが・・・」

「なんでしょう?」

「コンパレーターって分かりますか?」

「え?分かりますよ。オペアンプ使うやつでしょ?」

「おーーー!そうです!!!」

「それがどうしましたか?」

「圧力制御のスイッチ回路を作りたいのです。特定の圧力間でオンオフするような・・」

「ヒステリシスって言うんですよ。それ。」

「うおーーー!!!その回路って詳しいですか?」

「会話の内容だけだったら、ちょっと知ってる人なら誰でもできますよ。」

 

できる人あるある。

高い能力でも知識でも

「誰でもできますよ」と言ってしまうのです。

簡単だと思うから、出し惜しみも無く、

説明も明快。

これは・・・超ラッキーかも・・・・。

そして、急速に作業が進みました。

ありがたやありがたや・・・・。

 

(続きます)

アテーサE-TS 修理 2

アテーサET-Sの純正スイッチについて

オイルが漏れていない状態、

外観からは正常に見えるスイッチでも

作動圧力のズレなどが発生している個体はありそうな予感から、

検査する機械を作ってみました。

「作ってみました・・」と言うと技術や知識がありそうですが

キーエンス製のシステムの使用も含めて

お世話になっていた鉄工所の社長さんへの

恒例の全面的他力本願です!

画像の右下、

紙の上の部分が純正のスイッチです。

下側のメーターは不調で、

上側のメーターが圧力を正しく表示しています。

現在は圧力ゼロの状態です。

レバーで加圧するタイプで

圧力はメーターに表示されるのですが、

目標の圧力に達する前に

奇怪な現象が発生しました。

↑これ・・・

分かりますでしょうか?

配線の先端部分、

本来はこの箇所は配線のままコンピューターまで続いているのですが、

今回、センサー交換のために切った配線の

金属部分から加圧テスト用の液体がしみ出しました・・・。

1Mpsを少し上回った圧力ですが、

この箇所からの液漏れは想定外で

製造の年月や距離から

BNR32の圧力スイッチの多くで

「漏れ」は無くても、正常でない状態は多いかも知れません。

 

参考まで、ONとOFFの圧力テストも行ったのですが、

0.8MpsでOFF制御が入りました。

つまり、アキュムレーター内部には1Mps以下の油圧しか確保されず

この圧力ではソレノイドが作動し

フロントタイヤのトルクメーターが大きく動いても

フロントタイヤには、小さな駆動しか入っていない事になります。

 

BNR32では、

フロントタイヤの駆動で前方に引っ張り

リアタイヤのトラクションを上げる動きをするところを

FRのようなテールスライドを簡単に発生させる車両では、

フロントタイヤのトルクメーターは動いていても

実はほぼFR・・・のようなケースは多いかも知れません。

 

(続きます)

アテーサE-TS 修理 1

アテーサE-TS

スカイラインGTRに採用されている4WDシステムの名称です。

最近、システム内の圧力スイッチの故障が顕著で、

(↑これです。これが壊れるのです。)

このスイッチ

3.8Mpsの圧力に達するとOFF、

2.8Mpsの圧力まで下がるON、

↑のように動作する機械的な構造です。

アキュムレーターという油圧をキープするための部品に

(↑これです。内部に窒素ガスを貯めてピストンを押す構造です。)

2.8Mps~3.8Mpsのモーター駆動による油圧確保のための

システム内で、圧力感知ができる唯一の部品です。

 

少し前の「アテーサE-TS」のブログの続きですが、

画像のスイッチが常識的な価格で購入できれば

いろいろと考える事も無く、

それでOKだった案件です。

 

数年前、

店舗が広島県廿日市市地御前から栗栖に移転した頃

初めてご来店されたBNR32のオーナーさんから、

後部からのオイル漏れのご相談がありました。

「リアデフが原因かな?」とリフトアップして確認すると

スイッチらしき箇所から止まる事なく噴き出す液体を見て

「なに、これ?」

個人的には、初めて見た症状。

↑2本の配線が出ている間から漏れていました。

早速、部品確認をすると単体での図が無いのです。

アテーサユニットのセットで購入・・・。

その時はまだ販売されていましたが、

金額を忘れたいほど高額でした。

その時は、奈良県のガレージヨシダさん所有の中古品で修理できたのですが、

レアなケースと思っていた同様の症状が、次々と発症しました。

これは・・・・本来の強度の限界がここで現れているに違いない・・・。

 

これは困りました・・・。

何か代替案はないものか・・・。

ここからの流れは、

先のブログ「アテーサE-TS」で、

キーエンス社製の部品で制御を行う事に成功しました。

しかし・・・・最大の問題は価格です。

めちゃくちゃ高いのです。

キーエンスは代理店制度で、

がんばればすごいお金持ちになれるらしい・・・・。

これは逆に考えると粗利が大きい事にもなりそうです。

そして、性能の無駄遣い。

本来、工場のプラントなどで使用されるセンサーユニットで

配管の複数個所に設置し、

温度や圧力を常時集中管理室に送る機能を有し、

オマケに一体に二つのセンサーを持っている・・・・

アテーサE-TS用では、一つしか使っていないし・・・・

機能全体の20%くらいしか使っていないかも知れません。

圧力センサーと制御部だけを分離できないものか・・・

できれば少しでも安くできるかも・・・・

そして、回路の製作へ試行錯誤が始まりました。

 

(続きます)

LEDライト

ユーチューブのスタート前の広告で

海外製のLEDライトのCMに

つい・・・反応してしまいました。

驚異的な明るさで

一個が¥3000くらい・・・。

二個だと¥5000弱・・・・。

すぐに欲しいわけで無かったのですが、

つい・・・

ポチッとしてしまいました。

 

アマゾンの翌日配達に慣れてしまい、

数日間届かないと購入した事を忘れてしまうような時期、

メールが届きました。

 

「不在配達になっているので早く回収するように!」

 

文章も少し強い感じで、

しかし、不在票とか見ていないし、

基本的に、こちらへの配達は

不在の際の対応を各運送会社の担当者さんと決めているので

違和感があったのですが

一応、荷物番号を確認し問い合わせしたのですが

まだ配達前状態でした。

 

「配達を焦ってる?」

 

と思った翌日の早朝に電話、

自動音声で

 

「荷物を引き取れ!」

 

みたいな・・・。

そして、当日の夕刻にLEDライトが到着。

開封してみると

ユーチューブで紹介された製品とは

大きさも形状もまったく異なり、

日曜大工店で売られている廉価版みたいな質感で

夜、スイッチを入れてみると

やっぱり廉価版クラス。

使えますが、

攻撃的なまぶしさなど皆無で、

なるほど・・・・

到着前から不在扱いで連絡して

早朝から自動音声で連絡して

催促、催促で、

早く届けてしまいたい理由が分かりました。

 

以前、

シェービング用のなぞの液体をポチッとした際

最初のひとつは¥500だけど

次回からは¥6000みたいな契約を見落とし、

2回目からの請求書には

「お前は契約にチェックしたんだから払え!」みたいな文章があったけど

あれよりはマシかな・・・・。

その製品、ヤフーやグーグルで検索すると

酷評がまったく見当たらないのは、

詳しい人に尋ねてみると、

検索で上に入るような有料契約で上位を占領し、

クレーム系が検索下位になるようにシステム化しているそうです。

 

ネットは本当に便利ですが、

弊害も多いです。

それも危険度の高いのが混じるのが怖いです。

 

LEDライト、

値段もそれほどでも無いので使いますけど

見る都度、

「これ、違うよなぁ・・・」と思うところが

ちょっと悔しいです。

振込

販売には仕入が必須です。

現金支払いで仕入れる事もありますが、

月末までの仕入金額を翌月の末日までにまとめてお支払いする

「末締め、末払い」が業界では一般的みたいです。

そのようなわけで月末が近づくと

振込業務の準備が始まりますが、

今ではインターネットでの振込みのシステムが

それらの作業を楽にしてくれています。

 

数十年前、

まだインターネットが無かった頃、

もしくは、インターネットで振込み業務などできなかった頃、

通帳や現金を持って銀行に並び、

複数枚の振込み用紙に振込み先や金額を記載し、

窓口に提出。

長い時は一時間以上、

やっとお店に戻れるという恒例行事がありました。

 

ATMで口座からの引き落としによる振り込みでは

手数料が少しでも安いため、

特に月末には、延々と作業を繰り返す人は多く

そのため大行列ができるのも珍しくありません。

「早めの日程で手続きすれば楽では?」

これは正論ですが、

出費が重なり、他からの入金が前提での振込みは

経営者の多くは経験する事で、

つまり・・・「楽ではない」は一般にあるお話です。

 

そして、登場したのがFAX振込みです。

銀行からこの案を聞いた時は「夢のシステム!」と歓喜しました。

月末に集中する銀行窓口の混雑解消にもなる

まさに一石二鳥のシステム。

しかし・・・エンピツ書きの下手な自分が

丁寧に丁寧に書いたつもりの文字や数字が認識されず

「判別できませんでした」の銀行から返送がFAXで届くと

泣きそうになりながら書き直し、発信、

しかし・・・・

「判別できませんでした」が何度も続きます。

インターネットが無い、

当然、AIなど名称すら無い時代、

当時のコンピューターが識別していたのでしょうか・・・

何だか意地悪されているような気分になっていました。

「窓口に行った方が早いかも・・・」

何度も何度も繰り返し、

どうしてもダメな場合はマジで銀行窓口に出かけていました。

やっと儀式が終わる憂鬱な月末、

しかし・・・・

ある日、決定的な解決策が見つかりました。

 

まず・・・・

分かりやすい文字や数字で書くように努力、

 

努力!未来! A BEARTIFUL STAR! (チェンソーマン 風)

 

これで、大丈夫だったら楽ですが、

そんなに安易には進みません。

無駄と分かりつつも数度繰り返し

ダメな時は、

文字の枠内に

 

象形文字を書きます。

 

当然、数字としても文字としても認識できないので

NGのFAXが届くところで、

銀行のオペレーターさんから苦情の電話が入ります。

 

「ふざけないでください!」

 

そこで、がんばって書いても認識されない苦労の数々と

振込先と金額を口頭で伝えると

ミッションはコンプリートされます。

実はこれ、

何度も拒否された自らの文字への銀行の対応に

「これのどこが悪い!」と

ついやってしまった象形行為に対し、

電話で楽に解決できた事で覚えた

悪い方法です!

 

ふと・・・

象形文字の送信後に即電話が入る銀行側のシステム

どうなっているのかと疑問に思いました。

がんばって書いた数字や文字では電話は無いのに、

象形文字だったら即対応。

受信側は人が目視で確認しているとか・・・・。

そして、分かっていながら再確認のFAXを送信しているとか・・・。

まるで特権を与えられた江戸時代の関所の役人みたいな

ちょっとした優越感で悦に入っているような・・・

そんな関所役人を攻撃するような象形文字。

傷つけられたプライド!

そして、怒りの電話・・・。

 

さすがにそれは

無い・・・かな・・・・

昔の事なので、もう分かりません・・・。

 

でも、象形文字によって月末業務は大幅に時間短縮ができたのは

記憶に鮮明だったりします。

インターネット振込みで、すべて過去の出来事になりましたが

原始的なFAX振込みであれば、

今のようなハッキングなどのリスクは少なかったかも・・です。

どうかなぁ・・・。

 

朝礼

気温が高いですね。

熱中症の報道も多く、

水分補給や体温に留意しましょう。

自分が小学生の頃、

夏はやはり暑かったですが

これほどでは無かったと思われます。

記憶が曖昧ですが、データー上では確かにそうみたいです。

暑かった記憶が薄くても

朝礼での校長先生の話が長かったのはよく覚えています。

「小学校の生徒としての誇り」みたいな言語が何度も繰り返され

そして、バタバタと生徒が倒れ始めます。

体もしっかりしていない成長過程の子供ですから

仕方ないと当時の自分ですら思ったのですが、

「このくらいの事で倒れるな」

「倒れる方が悪い」

子供心にも、そんな雰囲気が伝わっていました。

異議のあった先生もいたと思いますが、

上に逆らえないのでしょう・・・

倒れた生徒の介抱で忙しかったのか・・・

あの頃、

非常識が常識の多かった時代だったなぁ・・・と思い出されます。

根性論、精神論が優先された時代です。

そのような意味では、

今の子供たちは幸せです。

 

非常識・・・と言えば

「水を飲むな」というのもありました。

遠足でも携帯できる水分量を決めて、

それ以上、飲んではいけない!

明言されていました。

我慢する方法として担任から勧められたのは

「氷砂糖を舐めてごまかせ!」でした。

 

子供に過酷な時代でしたが、

では、今が当時よりも良いと言えるか・・・は

別の視点も加えると疑問はあります。

ですが、

貧血や熱中症で倒れる子供に演説を続ける校長先生や

水を制限して砂糖を舐めさせる教師は

これはやはり違うと思われます。

マイナンバーカード

お久しぶりです!

積載車での旅が重なり、遠い地の風景を見る機会が多く

「お店にいない人」になっていました。

店主がいなくてもお店は動くであります。

遠くの皆様も近くの皆様、

たくさんのご依頼、いつもありがとうございます。

そして・・・今日は、お店に戻っています。

移動が多いためか曜日感覚がずれてしまい

朝から「今日は火曜日」と思っていました。

取引先との電話でずっと違和感があったのですが

日が暮れかけた先ほど「今日は水曜日」に修正されました。

 

運転中、

特に積載車のようなゆっくり走行では、

なぜかいろいろと思い浮かびます。

建物の看板の文字や

隣を走り去る自動車や

海や山の風景など、

過去の記憶を呼び戻すきっかけになったり

ちょっとしたアイデアや文章につながったりします。

ですが、放置するとすぐにどこかに消えてしまうので

パーキングで駐車してスマホにメモします。

「何かを考え出さなければ!」と思うと何も現れないのに、

何も考えなくてもいい環境では、いろいろ思い浮かぶのは、

「明日は早くに起きるから寝なくては!」

眠るためにがんばると目が覚めるのに

「寝ないでがんばらなくては!」では、

強力な睡魔を招くのに似ています。

 

あまのじゃ子です。  (au三太郎 あのちゃん 風)

 

夜、部屋でテレビを観るのが好きです。

ドラマも良いのですが、

内容が多いニュースは率先してチャンネルを合わせています。

最近の安心ワードは「大谷翔平」と「藤井聡太」。

日本の誉れですね。

二人に関する報道は、気持ちを楽しくさせてくれます。

ありがたやありがたや。

 

常識では理解が難しい犯罪系の報道もありますが、

真実はなかなか表には出ないもので

「あれが悪い!」とすぐに思わないようにしています。

犯罪にもそれぞれの事情があり

中には冤罪もあるかも知れません。

短時間で本質を見抜けるのは神だけと思っています。 (笑)

ニュースで、いつも不思議に思うのは、

誰かが逮捕された時、

「警察関係者の話では・・・・」を前置きに

容疑者が話した内容がメディアで報道される事です。

逮捕→起訴→裁判→有罪判決で刑が確定するのが日本の司法制度で

それ以前の罪が決まっていない状態で

本来、外に出ないハズの取り調べの推移が

なぜ報道されるのか不思議です。

警察関係者・・・ってどんな人?

 

物議の多いマイナンバーカードの登録システム、

新しくスタートする事は概ねいろいろありがちで

そこは仕方ないかなぁ・・・と思うのですが、

先の新型コロナ時の国民全員への給付金のような場合、

速やかに実施できるように・・・、

お金を配るためのシステムに20000ポイントの付与、

登録希望者が増えるのも当然の嬉しいシステムですが、

実際のところ、ここが一番気になります。

給付金用のシステムに大判振る舞いをするなんて、

ちょっとした違和感があります。

マイナンバーは行政による真の慈善事業・・・・

本当だったらすごいのですが、

少し前にニュースでも報道された

個々のすべての口座の紐付けの義務化・・・・

あれを知った時に、

なるほど・・・・これがやりたかったのか!

個人的には、納得しました。

 

国は口座の番号が分かれば、

調査という理由で自由に中を見る事ができます。

調べられても特に困らないし・・・と思う人も多いかも知れませんが

例えば、手先が器用な人が

誰かの何かを製作し、そのお礼が口座に振り込まれた場合、

それは、基本的には「所得」になりますから、

本業以外での報酬として確定申告を行う必要があります。

累進課税という制度上、その報酬だけに対しての税率では無く、

本業の所得に加算された総額での税率ですから

そこそこ大きな税額になる可能性もあります。

ちょっとした私物を販売して

それが購入額よりも高額だった場合や、

経年劣化で現状では0円と評価されば場合、

売却額=収益になり、これも申告すべき内容かも知れません。

飲食の宅配などの仕事では、

個々が個人事業主扱いの契約が多く、

雇側は、源泉徴収を行わず、課税前の全額・・・・

つまり、給与明細での手取りではなく最初の金額が支払われる場合、

後に総額して申告する義務がありますが

以前の大阪のたこ焼き屋さんの数年間無申告のような事例もあり

口座が分かるまでは無法状態になるケースもありそうです。

 

高視聴率の半沢直樹では、

国税も銀行も、ターゲットの口座を調べるのに苦労するシーンがありますが、

マイナンバーカードにすべての口座が紐付けされれば、

特定の条件を前提に簡単に口座の選定が行われ、

AIが内容を調査し、申告漏れの確率を計算するような・・・

増税であれば国民感情を刺激して選挙にも影響が出そうですが、

当人でさえ気がつかない申告漏れを網羅して徴収・・・・

そんな近未来はあるかも知れないなぁ・・・と

思ったりしました。

もしかすると、マイナンバーカードの口座情報について

国政は閲覧自由の文言が法令に追加される日が来るかも知れません。

 

積載車で大阪の中心部を走って思うのは

高速道路がビルとビルの間を見事に網羅し

時には建物の中央部に穴を開けて通過するような

↑こんなすごい光景もあります。

まだ建物も無い平地の頃に

将来を予想して道路を網羅しておけば

より整然とした交通網ができそうですが、

今が想定できれば先行投資の意味はあっても、

何も無い時期に多額の投資を行うのは現実的には難しく

多くの資金と勇気と決断が必要ですが、

もしかするとマイナンバーカードとは

後の税収アップのための先行投資の道路みたいなものかと

これは個人的見解ですが・・・・

 

マイナンバーカード、

まだ作っていませんが、

作らない方法での抵抗も限度がありそうな・・・

作らないでがんばる意味があるのかどうか、

未来では分かるのでしょう・・・

燃料ポンプ6

ターボエンジンのマニホールドには

大気圧以上の空気の壁があり、

インジェクターから燃料を噴射させるためには

その気圧を超えた圧力が必要になります。

 

ローラーベーン方式の燃料ポンプ内では、

複数の横長のローラーが回転しながら燃料を運ぶ部屋を形成するため、

ローラー、壁どちらも摩擦で摩耗し密閉率が下がります。

当たり面も変化するため

音が変わり、多くの場合では音が大きくなりますが

車両側にそれを検知する能力が無いため、

分からないまま走行してしまう事になります。

 

以前、

本当に以前の遠い昔、

シルビアS13が現役だった頃、

スカイラインGTR(BNR32)の燃料ポンプを

純正と入れ替えるチューンが流行っていました。

今では20万円を超える燃料ポンプですが

当時は3万円くらいだった記憶がありますが、

ヤフオクで1万円くらいの中古品を購入したS13のオーナーさんが

自力で交換し、100kmくらい走行の後に

エンジンが壊れた悲しい出来事がありました。

ポンプの装着方法に問題があった可能性はありますが、

交換後、燃料ポンプから激しい作動音が発生し、

オーナーさん的には、

「おお!噂通り、GTRポンプの音は大きい!」と興奮状態でしたが

その後の惨劇です。

中古の燃料ポンプには大きなリスクがあります。

確信犯的な出品もありますが、

同等に中華製も危険が伴う場合が多いです。

「蟹の味噌汁」

贅沢な一品ですが、

実は蟹の旨味の多くは出汁に移動し、

「蟹」は見た目のゴージャスさの演出の役目だったりしますが

中古のGTRフューエルポンプは、

まさに「蟹の味噌汁の蟹」にイメージが近いです。

 

そのような理由で

特にコンピューターのプログラム変更の際には

事前の燃料ポンプ交換は理想ですが、

純正、ニスモ製は、激しく高額で、

良策を探していたところ、

サード(SARD)から発売されました。

これは、朗報です!

本体、ステー、フィルター、配線がセットになっています。

燃料ポンプはガソリンタンク内にあるため

すべての部品がガソリンに対し溶けない素材であるのが大事です。

これも過去の経験ですが、

加給圧がかかったところで燃料と空気の割合が目標と異なり

薄い状態の33GTR(BCNR33)でした。

燃料ポンプの劣化の可能性をオーナーさんに相談したところ、

「数か月前に別のショップで交換しました!」との事、

製品は、BNR32用の中古・・・らしく、

本体不良の可能性を考えつつ

燃料タンクからポンプ部を取り出してみると

ポンプからエンジンに向かうホース・・・

ガソリンタンク内にあるゴム製のホースが

フニャフニャ状態で裂けていました。

おそらく、空気か水が通るようにホースを流用したのでしょう、

素材がガソリンで溶けてしまい、

ポンプが吸い上げた燃料の多くがすぐタンクに戻り

燃圧が確保できない状態になっていたのです。

ポンプを固定するためのバンド、フィルターも

同じくガソリンに強い素材が必要ですが、

ポンプを固定するための金属製のステー、バンド類もステンレスが安全です。

ガソリンタンク内には意外と水分が多く、

これらの金属が錆び、燃料フィルターでも制止できず

インジェクター内部で詰まり破損に至ったケースもあります。

参考まで・・・

同様の理由で、灯油用のタンクにガソリンを入れるのもNGです。

発泡スチロールのような溶け方は無いですが、

柔らかくなり、キャップ部から漏れるのを見た事があります。

 

サード(SARD)製のポンプですが

純正同様の235L/h以外に

265L/h、275L/h、295L/hもあり

仕様によって選択ができるのは、

一択だったニスモ製に比べてありがたい設定です。

値段も大幅に安いですし。

 

 

(燃料ポンプの話は、とりあえず終わりです)

 

 

 

 

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